大人の「教える」は、
計算の仕方を説明することです。
入れる向きです。
子どもが「教えてほしい」のは、
「計算してみせて」です。
出す向きです。
の計算の仕方を、
大人は説明します。
20の0を示して、
「このゼロ(0)がなければ、
です」や、
「ここがゼロ(0)なので、
十の位のかけ算です」のように説明します。
そして、
「このゼロ(0)を、下に書いて、
十の位の数を表します」のように
説明を続けます。
入れる向きです。
出す向きの真逆です。
子どもが望む教えられ方は、
「計算してみせてほしい」です。
出す向きです。
入れる向きの真逆です。
さて、
学ぶのは子どもです。
だから、
子どもが望むように、
計算してみせます。
すると、
子どもは真剣になって見ます。
の0を示して、
「このゼロ(0)、ここ」です。
計算しています。
説明していません。
「ゼロ(0)を下に書くのだ」と、
子どもは理解します。
そして、
と書きます。
続いて、
の2と1を順に示しながら、
「にいちがに(2×1=2)、ここ」です。
計算の仕方を理解しながら、
子どもは と書きます。
最後に、
の2と3を順に示しながら、
「にさんがろく(2×3=6)、ここ」です。
「そうするのか!」と納得して、
子どもは と書きます。
計算できます。
こちらの計算を見た子どもは、
自分もまねして出してみたくなります。
(基本 -039)、(×÷ -023)