10秒くらいの短時間の計算を見せて教えます。子どもが理解しやすい教え方です。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 435 \\ +\: 287 \\ \hline \end{array} }} \\ の計算の仕方を教えます。

こちらの計算を見せる教え方です。

 

① 3と8を隠して、5と7が見えるようにして、

② 「ご足すしち、じゅうに(5+7=12)」、

③ 「に(2)」、

④ 「指、いち(1)」です。

 

こちらの計算を見ている子どもは、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 435 \\ +\: 287 \\ \hline\:\:\:\:\:\:2\end{array} }} \\ と書いて、

指を一本伸ばします。

 

ここまでが、

1番目の一区切りです。

 

この一区切りを教えるこちらの持ち時間は、

普通のスピードで話せば、

5~6秒です。

 

5~6秒の集中時間は、

どの子にもありますから、

キチンと見て、聞いてくれます。

 

次の計算を見せます。

 

⑤ 4と2を隠して、3と8が見えるようにして、

⑥ 「さん足すはち、じゅういち(3+8=11)」、

⑦ 「いち(1)増えて、じゅうに(12)」、

⑧ 「に(2)」、

⑨ 「指、いち(1)」です。

 

見て、参加している子どもは、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 435 \\ +\: 287 \\ \hline\:\:22\end{array} }} \\ と書いて、

指を一本伸ばします。

 

これが、

2番目の一区切りです。

 

計算を見せて教えるこちらの持ち時間は、

普通のスピードで話せば、

7~8秒です。

 

7~8秒の集中時間は、

どの子にもあります。

 

1番目の一区切りの5~6秒は、

子どもが答えを書いて終わっています。

一度、リセットしています。

 

だから、

2番目の一区切りの7~8秒は、

1番目の一区切りの5~6秒と別です。

累積されません。

 

5~6秒に、

重ねて、次の7~8秒ですと、

12~14秒の集中時間になります。

 

でも、

こうはなりません。

 

最初の計算の5~6秒と、

次の計算の7~8秒は、

間に子どもが答えを書く作業があります。

 

それぞれが独立した別の計算で、

後先の順があるだけですから、

累積されません。

 

続けて計算します。

 

⑩ 4と2を示して、

⑪ 「し足すに、ろく(4+2=6)」、

⑫ 「いち(1)増えて、しち(7)」、

⑬ 「しち(7)」です。

 

子どもが、 {\normalsize { \begin{array}{rr} 435 \\ +\: 287 \\ \hline722\end{array} }} \\ と書いて、

こちらは、教え終わります。

 

3番目の一区切りは、

6~7秒です。

 

さて、

親が、子どもに

勉強を教える機会が増えています。

 

親が計算して見せる教え方をすると、

子どもは驚きます。

 

とてもよく分かるからです。

 

親の教え方が、

とても分かりやすくて、

急に上達したことに驚きます。

 

5~6秒の親の計算を見て、

子どもが答えを書いて区切り、

また、7~8秒の親の計算を見て、

子どもが答えを書いて区切り、

そして、6~7秒の親の計算を見て、

子どもが答えを書けば、

1問の計算が終わります。

 

この長い計算の流れを、

子どもは集中して見ることができます。

 

とてもよく分かるのです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -084)、(+-  {\normalsize {α}} -065)