2けた×1けたの筆算のかけ算の計算の仕方を、子どもの様子をリアルタイムで見ながら教えます。

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  34 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ のような筆算のかけ算を教えます。

 

九九の1つの段を、

6秒で言える子への

初めての筆算のかけ算です。

 

計算の仕方自体は、

以下のようです。

 

8 から、4 を見て、

8×4=32 と計算して、

2 を、8 の真下に、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  34 \\ \times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \:\:\:\:\:2\end{array}  }}\\ のように書いて、

32 の 3 を、

繰り上がり数として覚えます。

 

次に、

8 から、3 を見て、

8×3=24 と計算して、

覚えている繰り上がり数 3 を足して、

24+3=27 として、

27 を、3 の真下に、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  34 \\ \times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \:272\end{array}  }}\\ のように書きます。

 

このような計算の仕方を、教えて、

子どもが自分で計算できるようにします。

 

どうして、

このように計算できるのかの理由ではなくて、

このような計算の仕方自体を教えます。

 

教える目的は、

子どもが自分で計算できるようになることです。

 

教えながら、

子どもが計算できるようになり始めているのかを

リアルタイムで評価可能なのは、

こちらの計算を実況中継で見せる教え方です。

 

子どもに、

「理解できている?」と聞かなくても、

子どもの様子を

リアルタイムで見ていれば、

計算の仕方をどの程度理解できたのかを

評価できます。

 

以下は、

実況中継の例です。

 

8 と 4 を、この順に示しながら、

「8×4=32」、

8 の真下を示して、

「ここ、2」、

「指、3」と実況中継すれば、

見て聞いている子どもは、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  34 \\ \times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \:\:\:\:\:2\end{array}  }}\\ と書いて、

指を 3 本伸ばします。

 

「そう」と受けてから、

8 と 3 を、この順に示しながら、

「8×3=24」、

子どもが伸ばしている 3 本の指を触ってから、

「この 3 を足す」、

「24+3=27」、

8 の真下を示して、

「ここ、27」と実況中継すれば、

見て聞いている子どもは、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  34 \\ \times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \:272\end{array}  }}\\ のように書きます。

 

このような実況中継を、

子どもに見せれば、

こちらは、計算問題だけではなくて、

子どもの様子もリアルタイムで見ています。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  34 \\ \times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \:\:\:\:\:2\end{array}  }}\\ と書く書き方や、

繰り上がり数 3 の指への取り方や、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  34 \\ \times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \:272\end{array}  }}\\ と書く書き方を、

リアルタイムで見ています。

 

同じような実況中継を、

2 ~ 3 問、見せれば、

リアルタイムで見ている

子どもの答えの書き方や、

繰り上がり数を指に取る取り方が、

モタモタから、

スラスラに変わるのが分かります。

 

スラスラに変わったら、

こちらの実況中継をやめて、

「これ、計算して」で、

子どもに計算させます。

 

自分で計算し始めると、

答えの書き方や、

繰り上がり数を指に取る取り方が、

少しモタモタしますが、

それでも計算できれば、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  34 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ のようなかけ算の計算の仕方をつかんでいます。

 

計算できないときは、

できないところだけを、

こちらが代行して、

実況中継のように見せて教えます。

 

こうして、

子どもの様子をリアルタイムで見ながら、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  34 \\ \:\times  \:\:\:\: 8 \\ \hline \end{array}  }}\\ のようなかけ算を

計算できるように育てます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -265)、(×÷  {\normalsize {α}} -063)