算数の計算に、
全体を見ての印象としての「形」があります。
図形の「形」を見て、
それぞれ、
三角形や、四角形や、円と見分けることと同じです。
筆算のたし算やひき算に、
全体を見ての印象としての「形」があります。
筆算のかけ算に、
全体を見ての印象としての「形」があります。
筆算のたし算の「形」とは、
聞き慣れませんが、
実際に、頭の中で見ています。
例えば、
345+987= を、
筆算を書かずに、
このまま計算するときです。
たし算の筆算 を、
のような「形」として、
頭の中で見ているから計算できます。
頭の中で、
ではなくて、
数字が消えている のような
「形」を見て計算します。
まず、
345+987= の 5 と、7 を、
この順に見て、
足して、12 です。
頭の中の筆算の「形」 が、
345+987= の
5+7=12 をリードしていますから、
12 の 2 を書いて、
1 を繰り上がり数と覚えます。
答え 2 は、
1 の位の数ですから、
345+987= 2 のように、
= から離して書きます。
次に、
345+987= 2 の 4 と、8 を、
この順に見て、
足して、12 にしてから、
繰り上がり数 1 を足して、
13 です。
頭の中の筆算の「形」 のリードで、
345+987= 32 と書いて、
1 を繰り上がり数と覚えます。
そして、
345+987= 32 の 3 と、9 を、
この順に見て、
足して、12 にしてから、
繰り上がり数 1 を足して、
13 です。
頭の中の筆算の「形」 のリードで、
345+987=1332 と解き終わります。
頭の中に、
筆算の「形」 をイメージして、
その「形」 にリードされれば、
345+987= を、
このまま、
筆算のように計算できます。
次の例は、
52-38= を、
筆算を書かずに、
このまま計算するときです。
ひき算の筆算 を、
のような「形」として、
頭の中で見ているから計算できます。
頭の中で、
ではなくて、
数字が消えている のような
「形」を見て計算します。
まず、
52-38= の 2 と、8 を、
この順に見て、
引きますが、
引けません。
2 に、1 を付けて、
12 にしてから、8 を引きます。
12-8=4 です。
頭の中の筆算の「形」 のリードで、
52-38= 4 のように、
= から離して書きます。
次に、
52-38= 4 の 5 を見て、
1 減って、4 になっていますから、
3 を引きます。
4-3=1 です。
頭の中の筆算の「形」 のリードで、
52-38=14 と解き終わります。
頭の中に、
筆算の「形」 をイメージして、
その「形」 にリードされれば、
52-38= を、
このまま、
筆算のように計算できます。
次の例は、
34×8= を、
筆算を書かずに、
このまま計算するときです。
かけ算の筆算 を、
のような「形」として、
頭の中で見ているから計算できます。
頭の中で、
ではなくて、
数字が消えている のような
「形」を見て計算します。
まず、
34×8= の 8 と、4 を、
この順に見て、
掛けると、
8×4=32 です。
頭の中の筆算の「形」 が、
34×8= の
8×4=32 をリードしていますから、
32 の 2 を書いて、
3 を繰り上がり数と覚えます。
答え 2 は、
1 の位の数ですから、
34×8= 2 のように、
= から離して書きます。
次に、
34×8= 2 の 8 と、3 を、
この順に見て、
掛けて、24 にしてから、
繰り上がり数 3 を足して、
27 です。
頭の中の筆算の「形」 のリードで、
34×8=272 と解き終わります。
頭の中に、
筆算の「形」 をイメージして、
その「形」 にリードされれば、
34×8= を、
このまま、
筆算のように計算できます。
(基本 -333)、(+-
-213)、(×÷
-079)