の 2 と 8 を見て、
半ば無意識のように、
12-8= の答え 4 が、
自動的に出て、
十の位の計算で、
1 減ると先回りして、
決めるとはなく決めて、
と書いて、
5 を見て、
先回りして待ち伏せていたように、
1 減った 4 から、
3 を見て、
4-3= の答え 1 が、
自動的に出て、
と書きます。
筆算のひき算の
繰り下がりの計算を、
何てことはなく自然にしてしまう子は、
このような感じで、
半ば無意識のように、
計算するとはなく計算しています。
3~4 秒で計算して、
答えを書き終わります。
実は、
こうなるような計算の仕方を、
初めから、
教えています。
つまり、
繰り下がりのひき算が初めての子に、
次のような実況中継を見せて、
教えています。
「隣から 1 借りる・・」のような説明を、
意図して抜いています。
の 2 と 8 を順に示して、
「2-8 、引けない」、
「12-8=4」、
8 の真下を示して、
「し(4)」、
「指、いち(1)」と、リードします。
見て、聞いている子は、
と書きます。
子どもが書いたのを見てから、
の 5 を示して、
子どもが指に取った 1 を触って、
「いち(1)減って、し(4)」、
3 を示して、
「4-3=1」、
3 の真下を示して、
「いち(1)」と、リードします。
見て、聞いている子は、
と書きます。
普通の計算スピードで、
こちらの計算の実況中継を見せて、
子どもが、答えを書く時間も含めて、
30 秒前後で計算できます。
見るだけの学びでも、
3~5 問くらいで、
筆算の繰り下がりの計算をつかみ、
子どもは自力で計算できるようになります。
1 問見せて、
30 秒として、
3 問で、90 秒、
5 問で、150 秒です。
ですから、
2 分~3 分で、
子どもは計算の仕方をつかみます。
そして自力で計算するようになってから、
繰り返し練習すると、
自然に、
半ば無意識のように、
計算するとはなく計算するようになります。
こちらの計算の実況中継から、
こちらのセリフだけを抜き出しますと、
「2-8 、引けない」、
「12-8=4」、
「し(4)」、
「指、いち(1)」、
「いち(1)減って、し(4)」、
「4-3=1」、
「いち(1)」だけなのです。
このように、
答えを出すことに直結したことだけを
セリフにして、
実況中継の中で、話しています。
計算に慣れるに連れて、
自然に使わなくなるセリフです。
セリフを絞っているから、
半ば無意識のように、
計算するとはなく計算するように、
子どもは自然に移ってしまいます。
(基本 -615)、(+- -342)