小学校算数の四則混合、
6÷2+1
÷2= や、
( 3-2.8×
)÷
=や 、
( 3+2
)÷
-( 4
+1
)= を、
子どもが自力で計算できるのは、
子どもの内面に、
計算をリードするリーダーが育っていて、
子ども自身をリードしているからです。
中学校数学のマイナスの数の四則混合、
( -1
)-(-
+1
)= や、
( -1
)÷
= や、
-0.16×(-1 )+
÷(-1
)= を、
子どもが自力で計算できるのは、
やはり、
計算をリードするリーダーが育っていて、
子ども自身をリードしているからです。
四則混合の式自体がとても複雑ですから、
子どもの育ち方で、
気付くことが難しい事実があります。
小学校算数の四則混合をリードする
リーダーの育ちのレベルと、
中学校数学のマイナスの数の四則混合を
リードするリーダーの育ちのレベルは、
同じ程度だという事実です。
とても高いレベルまで育っているリーダーですが、
冷静に比べると、
同じくらいに高いレベルなのです。
小学校算数の四則混合のリーダーより、
マイナスの数の計算をリードする分が増えますから、
中学校数学のマイナスの数の四則混合のリーダーは、
少しだけ高いレベルまで育っていますが、
とても高いレベルからの少しだけですから、
同じくらいの高いレベルなのです。
とても高いレベルまで育っていることと、
わずかな差しかないことを理解するために、
四則混合をリードする
子どもの内面のリーダーの
リードを詳しくみます。
とても長いブログになりますが、
大事なことですから、
書きます。
まず、
( 3+2
)÷
-( 4
+1
)= の
小学校算数の四則混合から、
内面のリーダーのリードを、
詳しくみます。
最初に、
計算順を決めることをリードします。
数字を、
見えているのに見ない見方で、
式全体を、
( 〇+〇 )÷〇-( 〇+〇 )= のように見て、
計算順を決める規則を思い出させて、
計算順を、
1 番目 : 左のかっこの中の + 、
2 番目 : 右のかっこの中の + 、
3 番目 : 左のかっこの右の外の ÷ 、
4 番目 : 右のかっこの左の - と決めます。
リーダーが、
これだけのリードをできるから、
子どもは、
自力で計算順を決めることができます。
計算順を決めた後は、
計算順に、
それぞれの計算をリードします。
1 番目の計算は、
左のかっこの中の 3+2
です。
2 つの分母 7 と 14 を見て、
大きい方の 14 を、
小さい方の 7 で割り切れますから、
14 に通分すると決めて、
の分母 7 に、
2 を掛けると 14 ですから、
分子 2 にも、2 を掛けて、
=
と通分します。
これらのリードから、
3+2
=3
+2
= と計算できます。
次に、
3+2
= の 2 つの整数部分、
3 と 2 を足して、
2 つの分子、
4 と 3 を足して、
3+2
=5
と計算します。
そして、
の 7 と 14 を見比べて、
共に、7 で割れることを見つけて、
7 で割って、
5=5
と約分します。
このような一連のリードをして、
3+2
=3
+2
=5
=5
と、
1 番目の計算をします。
2 番目の計算 4+1
も、
同じようなリードをすれば、
4+1
=4
+1
=5
=5
と、
計算できます。
3 番目の計算は、
1 番目の計算の答え 5 を、
で割ります。
5÷
= です。
わり算であることを見て、
5 の 5 と 2 を掛けて、
1 を足して、
の仮分数に変えて、
÷ を、× に変えて、
の分母と分子を入れ替えて、
にして、
5÷
=
×
= とかけ算にします。
次に、
×
= の左下の 2 と、
右上の 2 を見て、
2 で約分できることに気付いて、
×
=
×
= と、
途中約分をします。
それから、
分子の 11 と 1 を、
分母の 1 と 1 を、
それぞれ掛けて、
×
=
= と計算して、
分母 1 を省略して、
=11 と計算します。
このような一連のリードをして、
5÷
=
×
=
×
=
=11 と、
3 番目の計算をします。
4 番目の計算は、
3 番目の計算の答え 11 から、
2 番目の計算の答え 5 を引きます。
11-5= です。
このひき算を、
子どもの内面のリーダーが、
リードして計算します。
11 から、分数 5 を引くことを見て、
11 の 1 を、
の分数に変えて、
11=10 として、
11-5=10
-5
= です。
10-5
= の整数部分、
10 と 5 を見て、
10-5=5 と計算して、
2 つの分子の 2 と 1 を見て、
2-1=1 と計算して、
10-5
=5
です。
これだけのリードを、
子どもの内面のリーダーがするから、
小学校算数の四則混合:
( 3+2
)÷
-( 4
+1
)= を、
計算できて、
答え 5 を出すことができます。
子どもの内面のリーダーが、
このように高いレベルまで育っているから、
小学校算数の四則混合をリードできます。
同じように、
中学校数学のマイナスの数の四則混合、
( -1
)-(-
+1
)= のリードを、
詳しくみます。
小学校算数の四則混合と、
かなりの部分が似ています。
最初に、
計算順を決めることをリードします。
数字を、
見えているのに見ない見方で、
式全体を、
( 〇-〇 )-(-〇+〇 )= のように見て、
計算順を決める規則を思い出させて、
計算順を、
1 番目 : 左のかっこの中の - 、
2 番目 : 右のかっこの中の + 、
3 番目 : 左のかっこの外の右の - と決めます。
リーダーが、
これだけのリードをできるから、
子どもは、
自力で計算順を決めることができます。
計算順を決めた後は、
計算順に、
それぞれの計算をリードします。
1 番目の計算は、
左のかっこの中の -1
です。
2 つの分母 2 と 3 を見て、
大きい方の 3 を、
小さい方の 2 で割り、割れないので、
大きい方を 2 倍した 6 を、
小さい方の 2 で割り切れますから、
6 に通分すると決めて、
の分母 2 に、
3 を掛けると 6 ですから、
分子 1 にも、3 を掛けて、
=
にして、
の分母 3 に、
2 を掛けると 6 ですから、
分子 1 にも、2 を掛けて、
=
と通分します。
これらのリードから、
-1
=
-1
= と計算できます。
-1
= のひき算は、
小学校算数では習っていない計算で、
中学校数学で初めて習うひき算です。
右の 1 から、
左の を引くと、
-1
= の計算の仕方を決めて、
計算をリードするリーダーが、
子どもをリードします。
そして、
1 から、
を引けるように、
1 を、 に変えて、
の分子 6 と、
の分子 2 を足して、
1=
とリードします。
このリードで、
-1
=
-
= と計算できます。
こうすると、
-
= の右の
から、
左の を引くことができます。
引いてから、
- を付けるのが、
中学校数学で初めて習うひき算です。
-
=-
と計算できます。
このような一連のリードをして、
-1
=
-1
=
-
=-
と、
1 番目の計算をします。
2 番目の計算 -+1
も、
同じようなリードをすれば、
-+1
=-
+1
=-
+
=
と、
計算できます。
この 2 番目の計算の -+
も、
右の から、
左の を引いています。
小学校算数では習っていない計算です。
中学校数学で初めて習う
たし算のように見えるひき算です。
3 番目 の計算は、
1 番目 の計算の答え - から、
2 番目 の計算の答え を引きます。
--
= が、
3 番目 の計算です。
通分は、同じようにリードできます。
--
=-
-
= です。
この計算 --
= も、
中学校数学で初めて習います。
ひき算のように見えますが、
と、
を足します。
そして、
答え に、マイナス(-)を付けて、
--
=-
= です。
この - を、
帯分数に直して、
約分をすると、
-=-1
=-1
です。
これだけのリードを、
子どもの内面のリーダーがするから、
中学校数学のマイナスの数の四則混合:
( -1
)-(-
+1
)= を、
計算できて、
答え -1 を出すことができます。
詳しくみたことから、
ご理解いただけますように、
子どもの内面のリーダーが、
小学校算数の四則混合を
リードできるレベルよりも、
少しだけ高くなれば、
中学校数学のマイナスの数の四則混合をリードできます。
(基本 -364)、(分数
-128)