2021年04月24日(土)~2021年04月30日(金)のダイジェスト。

21年04月24日(土)

 

計算問題を見たら、

解き方の大筋を思い付く力は、

言葉で直接教えることができません。

 

例えば、

計算問題 :

-(-4 {\Large\frac{1}{6}} )-(+ {\Large\frac{5}{9}} )+(-2 {\Large\frac{7}{12}} )= を見たら、

たし算とひき算を計算すること、

2 つ付いている符号を 1 つにすること、

分母をそろえることのように、

計算の仕方の大筋を思い付きます。

 

計算の仕方の実況中継を見せることで、

何かにリードされていることを

伝えることができます。

 

 

21年04月25日(日)

 

たし算の計算から離れて、

ボ~ッとして、

何もしていません。

 

子どもが、

自分自身をリードして、

していることです。

 

 

21年04月26日(月)

 

12+6= は、

2+6= を見たら、

答え 8 が出るたし算の感覚を利用すれば、

計算できます。

 

実況中継を見せて教えます。

 

12+6= の 12 の 1 を隠して、

2+6= が見えるようにしてから、

「2+6=?」と、子どもに聞いて、

子どもが、「はち(8)」と答えたら、

12 の 1 を見せて、

「じゅうはち(18)」と教えます。

 

 

21年04月27日(火)

 

自分の計算  {\Large\frac{99}{9}}=10 {\Large\frac{9}{9}} に自信を持てない子が、

「合っている?」と聞きます。

 

このような子に、

子どもがした計算  {\Large\frac{99}{9}}=10 {\Large\frac{9}{9}} を利用して、

実況中継を見せて、

計算し直せば  {\Large\frac{99}{9}}=11 、

自分がした計算を正しいと

信じる見本になります。

 

 

21年04月28日(水)

 

言葉で説明してもらうチャンスは多いのですが、

スラスラと計算している誰かの姿を

見るチャンスが減っているようです。

 

例えば、

 {\normalsize {(-2)\!(-2)\!(-2)\!(-2)\!(-2)=}} の - を、

5 個と、チラッと見てから、

 {\normalsize {(-2)\!(-2)\!(-2)\!(-2)\!(-2)=-}} と書き、

2、4、8、16、32 と、

心の中で次々に、2 を掛けてから、

 {\normalsize {(-2)\!(-2)\!(-2)\!(-2)\!(-2)=-}}32 と

書いてしまう計算の仕方です。

 

スラスラと計算しているこちらを見せれば、

子どもには、

得難い貴重なチャンスになります。

 

もちろん、

無言で見せたら、

何も伝わりませんから、実況中継します。

 

 

21年04月29日(木)

 

3+5= のようなたし算を、

3 の次の 4 から、

+5 の 5 回、

4、5、6、7、8 と数えて、

答え 8 を出すように、

数えて計算する子に、

こちらの速いスピードの計算を見せます。

 

声に出して数えれば、

子どもには、

自分と同じ計算をしていることが伝わります。

 

そして、

3+5=、6+4=、5+9=、7+5=、8+7=、

4+8=、5+6=、9+7=、8+3=、4+4= の 10 問を、

30 秒前後のとても速いスピードで、

次々に計算するこちらを見せます。

 

子どもには、

速い計算を目の当たりにする

得難い貴重なチャンスになります。

 

 

21年04月30日(金)

 

4+8= のようなたし算の計算で、

集中を切らせて、

ボ~ッとしています。

 

この子が、

集中を切らせる反応を選んだからです。

 

でも、

子どもは、

自分が選んだからではなくて、

受けた刺激が悪いと思っています。

 

人は、

受けた刺激に対する反応を、

選ぶ力を持っています。

 

違う別の反応を、

こちらが代行して選び、

この子を計算に導きます。

 

こうすれば、

反応を選ぶ力を使う体験を、

この子はできます。