+= の計算を、
頭の中で、
ゴニョゴニョと計算して、
+= と書く子です。
この子が答えを書く順は、
横棒 を引いて、
分母の 4 を書いて、
分子の 1 です。
+= の計算の途中式を、
普通に書くと、
+=+== です。
+= の分母を、
28 合わせて、
+= として、
分子の 2 と 5 を足して、
= として、
7 で約分して、
です。
このような計算の流れ(手順)が、
頭の中に入っていれば、
途中式を書かなくても、
頭の中だけで、
計算を追うことができます。
計算は、
必ず、2 つの数を、
1 つ(答え)に変えます。
分数のたし算は、
共通分母を探すことや、
通分することや、
分子同士を足すことなどのように、
さまざまな計算の組み合わせです。
そして、
1 つの計算は、
2 つの数を見て、
計算して、
1 つに変えるだけです。
分数計算の式の中の一部分の
2 つの数だけを見ればいいのです。
この子は、
このような分数計算の本質を
見抜いているようです。
共通分母を探すとき、
この子は、
2 つの分母 14 と 28 だけを
+= 見て、
共通分母を 28 と決めます。
分母を、28 にそろえるとき、
+= の右の は、
すでに共通分母 28 ですから、
無視して、
左の だけを += 見て、
分母を 28 にするために、
2 を掛けるから、
分子 1 に 2 を掛けて、
にします。
分母が 28 にそろったので、
2 つの分子の 2 と 5 だけを
+= 見て、
足して、 です。
分母は、28 ですから、
分子 7 と分母 28 を、
頭の中で見ると、
は、7 で約分できます。
7÷7=1 、
28÷7=4 の順で、
頭の中で計算して、
横棒 を引いて、
分母の 4 を書いて、
分子の 1 を書きます。
「凄い!」と、
メチャクチャ、褒めてあげたくなります。
+= と書くまで、
2 つずつの計算対象の数を順に見て、
10 秒もかかりません。
この子は、
次の問題 += も、
頭の中で計算して、
1 の答えを、いきなり書きます。
問題 += を見てから、
15秒くらいで、
答え 1 を、いきなり書きます。
この子の頭の中の
2 つの数の推移を、
推測します。
① 8 と 20 を見て += 、
40 です。
② 8 と 5 を見て 、
分母を 40 にしますから、
8×5=40 で、
5×5=25 です。
③ 右の分数の 20 と 9 を見て 、
分母を 40 にしますから、
20×2=40 で、
2×9=18 です。
④ 新しい 2 つの分子 25 と 18 から、
+= 、
25+18=43 です。
このたし算を頭の中では、
やや難しいでしょう。
⑤ 分母 40 と合わせて、 は、
仮分数ですから、
帯分数に変えて、
43 の40 を取り、3 と頭の中で計算して、
横棒 を引いて、
分母の 40 を書いて、
分子の 3 を書いて、
整数部分の 1 を書きます。
頭の中に、
3 つの数、40 と 3 と 1 があります。
やはり忘れないうちに、
40 から書いてしまいたいのでしょう。
次の問題、
+= も頭の中で計算します。
一方の分数 を、
に変えるだけですから、
10 秒ほどで、
頭の中で計算できて、
答え 1 を、いきなり書きます。
+= の 2 つの数の追い方を
推測します。
① 10 と 20 から、
20 (共通分母)です。
② 左の分数 の
10 が、20 は、2 倍ですから、
9 を 2 倍して、
18 (通分)です。
③ この 18 と、右の分数の分子 3 から、
足して、
21 (分子同士のたし算)です。
④ この 21 の分母 20 から、
20 を取り、分子 1 で、
整数部分 1 (仮分数を帯分数)です。
これが答え 1 です。
分数計算の流れ(手順)が、
完全に頭の中にあって、
一部分の 2 つの数を、
順に入れ替えながら追えば、
頭の中で、
分数のたし算を計算できます。
(基本 -458)、(分数 -187)