9÷3=2・・・3 は、してほしくない間違いです。「正しい答え」そのものと、「出し方」を教えます。

9÷3=2・・・3 と、

間違えています。

 

わり算の「あまり」 3 が、

割る数 3 と同じです。

 

割る数 3 よりも、

小さくなっていません。

 

このミスは、

してほしくない間違いですから、

教えます。

 

このようなミスをする子への

お勧めの教え方があります。

 

以下は、

教え方の詳細です。

 

9÷3=2・・・3 のミスをそのまま残し、

子どもの答え 2・・・3 の

2 の真下の余白を示し、

「さん(3)」と、

スポーツの掛け声のように、

短く鋭く言います。

 

聞いた子は、

2 の真下の余白に、

3 を書きます。

 

子どもが、

3 を書いたのを見たらすぐ、

9÷3= の割る数 3 と、

子どもが書いた 3 を、

順に示しながら、

「さざんがく(3×3=9)」と言って、

9÷3= の 9 を示します。

 

これだけの教え方です。

 

子どもが、

3 を書く時間を入れても、

ただの 5 秒くらいです。

 

このように教えられた子は、

9÷3=2・・・3 の答えを消して、

3 に書き直します。

 

9÷3=3 と書き直すことで、

答えの出し方と、

正しい答えを知ります。

 

 

参考のために補足します。

 

こちらが教えたことは、

9÷3= の答えを出すことです。

 

「出し方」を教えています。

 

子どもに、

言葉で説明して、

何らかの情報を入れようとしていません。

 

ただ、

「出し方」を教えただけです。

 

 

「出し方」と、

「入れ方」の違いの感じ方は、

こちらと、

子どもで、

同じではありません。

 

こちらは、

教え方のわずかな違いなのですが、

9÷3=2・・・3 を

正しく直そうとしている子どもには、

向きが真逆に感じます。

 

くどいようですが、

子どもは、

正しく直そうとしています。

 

正しい答えを出そうとしています。

 

このような向きを向いている子に、

こちらが、

9÷3=2・・・3 の

子どもの答えの「あまり」 3 を示して、

「あまりは、割る数よりも小さいのだから・・」のように、

説明したとしたら、

子どもは、

「えっ、何?」となります。

 

出そうとしている子に、

何かを入れようとしたら、

向きが逆ですから、

子どもを戸惑わせてしまいます。

 

 

正しい答えを出そうとしている子に、

こちらが、

9÷3=2・・・3 の 2 の真下の余白を示して、

「さん(3)」と言うだけのことでしたら、

「出した答え」そのものですから、

出そうとしている子に、

スッと受け入れてもらえます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -484)、(×÷  {\normalsize {α}} -108)