や、
は、
繰り下がりのあるひき算です。
その計算の仕方は、
計算だけに絞りますと、
同じようなパターンの
繰り返しになっています。
例えば、
です。
5 から、7 を見ます。
5-7= は計算できません。
5 の前に 1 を付けて、
15 にして、
15-7=8 と計算して、
と書きます。
それから、
3 を見て、
1 減らして、
2 にしてから、6 を見て、
2-6= は計算できません。
2 の前に 1 を付けて、
12 にして、
12-6=6 と計算して、
と書きます。
次に、
4 を見て、
1 減らして、
3 にしてから、2 を見て、
3-2=1 と計算して、
と書きます。
同じようなパターンが
繰り返されています。
あるいは、
です。
4 から、6 を見ます。
このままでは引けませんから、
4 の前に 1 を付けて、
14 にして、
14-6=8 と計算して、
と書きます。
それから、
0 を見て、
1 減らして、
9 にしてから、8 を見て、
9-8=1 と計算して、
と書きます。
次に、
5 を見て、
1 減らして、
4 にしてから、1 を見て、
4-1=3 と計算して、
と書きます。
やはり、
同じようなパターンが
繰り返されています。
「引けないから、
前に 1 を付けて・・」のような
パターンが繰り返されています。
さて、
同じ繰り下がりのあるひき算を、
とても癖の強い計算の仕方をする子です。
参考のために、
その癖の強さを感じさせる部分を
お話しします。
を例にします。
5 から、7 を見て、
このままでは引けません。
前に 1 を付けるのではなくて、
もっと込み入ったパターンです。
435 の 3 を線で消して、
のように、
真上に、2 を書きます。
435 の 5 の左上に、1 を書いて、
15 にします。
これで、15-7=8 と引けるようにします。
のように、
3 の真上に書いた 2 を見て、
下の 6 を見て、
このままでは引けません。
435 の 4 を線で消して、
真上に 3 を、 のように書き、
435
の 3 の真上に、
のように書いた 2 の前に、
1 を書いて、12 にして、
12-6=6 と引けるようにします。
435 の 4 の真上に、
のように書いた 3 から、
2 を見て、
3-2=1 と引きます。
このような癖の強さを感じさせる計算です。
ですが、
この子も、
同じようなパターンを
繰り返しています。
同じようなパターンの繰り返しだから、
これだけ癖の強い計算の仕方であっても、
この子は、
この計算に慣れています。
このように、
筆算のひき算は、
癖の強さを感じさせるようなパターンであっても、
同じようなパターンの繰り返しです。
だから、
計算できます。
同じようなパターンの繰り返しだから、
筆算のひき算を計算できます。
(基本 -528)、(+-
-301)