や、
と間違えて、
「×」が付いています。
計算し直して、
や、
と訂正して、
「〇」になるような手伝いをします。
計算し直すときの作法を、
言葉で説明して、
子どもに理解させます。
そして、
理解したように、
計算し直すことは、
とても難しいことです。
こちらの説明を、
理解することが難しいだけではなくて、
理解したような計算し直しをすること自体、
とても難しいからです。
どのように難しいのかを、
伝わりそうな範囲内で、
説明します。
を計算し直すとき、
自分が書いた答え 140 が見えますが、
見ません。
見るのは、
の一部分の
計算し直す問題 だけです。
つまり、
を見て、
計算し直すとき、
だけを見ます。
そして、
だけを見て、
「2×0=0」と計算します。
計算し直しています。
それから、
見えていながら、
見ていなかった答え 140 の 0 を見て、
「正しい」ことを確認します。
だから、
計算し直した後も、
の答え 140 の 0 は、
そのまま残します。
次に、
の
だけを見て、
「2×2=4」と計算します。
そして同じように、
の答え 140 の 4 を
「正しい」と確認して、
そのまま残します。
それから、
の
だけを見て、
「2×1=2」と計算します。
そして、
の答え 140 の 1 を見ると、
計算し直した答え 2 と違いますから、
間違えている答え 1 を消して、
正しい答え 2 を書いて、
と訂正して、
「〇」にします。
と、
このような計算し直しですから、
これを言葉で説明して、
子どもに理解させることは、
とても難しいことです。
を計算し直すとき、
答え 140 が見えていても、
見ないと説明されても、
理解できないでしょう。
そして、
見るのは、
の一部分の
問題 だけと説明されても、
どのような見方をするのか
理解しようとしても、
理解することが難しいはずです。
言葉で説明したときのこのような難しさは、
教えようとしないで、
こちらの計算のし直しを見せるだけにすれば、
ほぼ解決できます。
こちらは、
の一部分、
だけを見て計算をリードします。
つまり、
の 2 と 0 を示すとき、
子どもが書いた答え 140 を見ないままで、
「2×0=0」とリードします。
このような見方で、
計算し直して、
答え 0 を出した後、
の答えの 0 を示して、
「合っている」です。
こうすれば、
何となくでしょうが、
計算し直すとき、
問題 だけを見ていることと、
計算し直して、
答え 0 を出した後、
の答えの 0 だけを見ていることが、
子どもに伝わるはずです。
こうして、
こちらが、
を計算し直すときの作法を、
実況中継を見せることで、
子どもに教えます。
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