47÷3= を、分数の形に書き換えることは、計算として特に、教えていません。それなのに、四則混合 47÷3-17÷3= で、分数の形に書き換えるのですから、子どもには、とても難しい問題です。

わり算とひき算の混ざった四則混合の

47÷3-17÷3= の一部分の

47÷3= や、

17÷3= を計算できない子です。

 

まったく手が付かない状態です。

 

答えを出したい気持ちがあるために、

「分からない」と、

この子は聞きます。

 

それなのに、

こちらは自然にネガティブ反応で、

声に出さないで、

ただ心の中で静かに、

「忘れたの?」と疑います。

 

まったく手が付かない計算を聞いた子に、

声に出さないで、心の中で、

「忘れたの?」と疑っている自分に気付いて、

すぐに反省して、

「前に、教えていただろうか?」と、

思い返します。

 

 

すると、

ハッキリと教えていないことに気付きます。

 

仮分数  {\Large\frac{47}{3}}= を、

帯分数 15 {\Large\frac{2}{3}} に変えることを、

ずっと前に教えています。

 

 {\Large\frac{47}{3}}=15 {\Large\frac{2}{3}} のように、

問題  {\Large\frac{47}{3}}= と、

答え 15 {\Large\frac{2}{3}} を書きます。

 

 

答え 15 {\Large\frac{2}{3}} を出す計算が、

47÷3=15・・・2 ですが、

この計算は、

問題  {\Large\frac{47}{3}}= でも、

答え 15 {\Large\frac{2}{3}} でもないため、

特に、書いたりしません。

 

47÷3= と書かないで、

わり算の答え 15 と、

あまり 2 を出すことができれば、

 {\Large\frac{47}{3}}=15 {\Large\frac{2}{3}} と書くことができます。

 

 

でも、

 {\Large\frac{47}{3}}=15 {\Large\frac{2}{3}} と書くために、

問題  {\Large\frac{47}{3}}= と、

わり算 47÷3= が、

同じだから、

47÷3=15・・・2 と計算して、

答え 15 {\Large\frac{2}{3}} を出しています。

 

ちょっと変わった書き方になりますが、

 {\Large\frac{47}{3}}=47÷3=15・・・2=15 {\Large\frac{2}{3}} と、

途中式のように書いていないだけです。

 

しかも、

向きは、

 {\Large\frac{47}{3}}= から、47÷3= です。

 

 

さて、

 {\Large\frac{47}{3}}=47÷3= のような

すこし変わった書き方をしていたとしても、

向きは、左から右です。

 

47÷3-17÷3= を計算する子は、

薄ボンヤリとしている  {\Large\frac{47}{3}}=47÷3= を、

右から左に見て、

47÷3= {\Large\frac{47}{3}}= と、

分数に書き換えるのですから、

「忘れたの?」ではないのです。

 

初めての計算なのです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -702)、(分数  {\normalsize {α}} -301)