2022年04月02日(土)~2022年04月08日(金)のダイジェスト。

22年04月02日(土)

 

倍分  {\Large\frac{2}{5}} {\Large\frac{6}{15}} の計算の仕方を、

言葉でアレコレと説明された後、

同じような問題  {\Large\frac{3}{4}} {\Large\frac{\:\:\:}{8}} を計算させられる・・・と、

教えられ方の流れを、

子どもは知っています。

 

長年、

このような教えられ方をしていると、

こちらの説明を聞く振りをするようになります。

 

そして、

問題の計算の仕方を、

心の中で、

当たりを付けています。

 

だから、

計算の見本を見させて、

つまり、「これ、見て」、

問題を計算させる

つまり、「これ、計算する」だけの

教え方が成り立ちます。

 

 

22年04月03日(日)

 

5+3= の答えの出し方を見せて、

こちらが押すと、

子どもは引いて眺めます。

 

出した答え 8 を書くとき、

こちらが引くと、

子どもは押して、

5+3=8 と書きます。

 

押すことと、

引くことの絶妙なバランスです。

 

 

22年04月04日(月)

 

算数や数学の計算で、

さまざまな式が出てきます。

 

式を見る目的は、

計算して答えを出すことです。

 

計算は、

2つの数字があればできます。

 

ですから、

目的に合わせた

特定の狭い部分だけを見ることが、

式の形を見ることです。

 

 

22年04月05日(火)

 

2けたの筆算のたし算  {\normalsize { \begin{array}{rr} 68 \\ +\: 93 \\ \hline \end{array} }} \\ を、
モタモタ・ダラダラのときと、
テキパキ・サッサのときで、
体験知の質が大きく違います。

 

例えば、

集中力や、

繰り上がりのたし算の計算の仕方が、

違います。

 

 

22年04月06日(水)

 

繰り下がりのひき算  {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:210 \\ - \:\:\:\: 26 \\ \hline \end{array} }} \\ の計算自体を、

「0-6、できない」とき、

自動的に、

「10-6=4」と計算するようにパターン化して、

それを繰り返し使うことで、

答えを出すようにします。

 

難しさを感じさせる繰り下がりのひき算を、

易しくする工夫です。

 

 

22年04月07日(木)

 

分数のたし算の通分は、

倍分  {\Large\frac{2}{5}} {\Large\frac{6}{15}} から教え始めます。

 

この倍分は、

約分  {\Large\frac{2}{6}} {\Large\frac{1}{3}} の逆です。

 

既に、

約分を計算できる子ですから、

倍分の学習を、

 {\Large\frac{1}{3}} {\Large\frac{2}{6}} と、 {\Large\frac{2}{5}} {\Large\frac{6}{15}} を見て、、

まねして計算させる  {\Large\frac{3}{4}} {\Large\frac{\:\:\:}{8}} ことができます。

 

自分が自分を観察する

自覚の力があるからです。

 

 

22年04月08日(金)

 

同じようなかけ算に見えるはずの

3けた×2けたの筆算のかけ算です。

 

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  \:\:\:\:\:\:406 \\ \:\times  \:\:\:\:\: 27 \\ \hline \end{array}  }}\\ と、

 {\normalsize {  \begin{array}{rr}  \:\:\:\:\:\:406 \\ \:\times  \:\:\:\:\: 38 \\ \hline \end{array}  }}\\ です。

 

ほんのわずかな違いを、

乗り越えにくい障害と感じる子がいます。

 

こちらの計算の実況中継で、

こちらが出した答えを書かせることで、

乗り越えにくい障害を乗り越えた体験を

させてしまいます。