= を、
自力で計算できないために、
「どうやるの?」と聞きます。
式全体を見れば、
= ですから、
文字式の計算です。
3÷= のような
分数のわり算に似ているように見えます。
でも、
そう見えるだけです。
分数のわり算ではなくて、
文字式のわり算です。
この子は、
「文字式のわり算も、
分数のわり算と同じように、
計算できるのだろうか?」と、
考えるとはなく考えているようです。
でも今のこの子の育ちのレベルでは、
「間違えたら直せばいい」、
「分数のわり算と同じように、
÷ を、× にして、
ひっくり返して、計算してみよう」と、
このように考えて、
そうしてしまう勇気はないようです。
だから、
「どうやるの?」と聞いています。
聞かれたこちらは、
この子の聞き方から、
この子がこのようなことで、
決めかねているのだろうと推測して、
心の中で、
「それでいいよ」、
「自力でできるはず」、
「でも、やってみせるよ」の気持ちで、
分数のわり算と同じ計算を、
実況中継型でリードします。
「これ、ここ」とリードして、
= の一部分、
を、そのまま転記させて、
=
と、
子どもに書かせます。
これは、
分数のわり算 3÷= で、
3÷=3 と、
転記することと同じです。
続いて、
を、
に、
を、
に書き換えさせて、
=
と、
わり算を、かけ算に変えさせます。
分数のわり算 3÷= で、
3÷=3×
と、
わり算を、かけ算に変えることと同じです。
こちらの実況中継を見て、
こちらが出した答えを書くことで参加して、
この子は内面で、
「やはりそうだった」、
「分数のわり算のように計算できる」と、
納得します。
そして、
ボンヤリとですが、
分数の計算と、
文字式の計算の類似性に気付くようです。
(基本 -819)、(分数
-352)