筆算のひき算 に、
「分からない」と聞かれます。
聞かれたこちらは、
即、教え始めます。
「即」です。
こうしようとすれば、
こうできます。
「即、教え始めること」ができる
利用しやすいコツが 2つあります。
その 1つは、
「答えの出し方だけを教える」と、
前もって、
教える対象を狭く絞っておくことです。
を、
「分からない」と聞かれてから、
教える対象を、
「答えの出し方だけ」と
狭く絞るのではありません。
これは、
「前もって」ではありません。
子どもから聞かれた後、
問題 を見た後になります。
そうではなくて、
算数の計算問題を練習している子と、
分かっているのですから、
子どもから聞かれたら、
「即、答えの出し方だけを教える」と、
決めておくのです。
こうすることが、
「前もって」です。
だから、
を、
「分からない」と聞かれたら、
「即、答えの出し方」だけを教え始めます。
もう 1つのコツは、
算数の計算の答えを
出すときの人格を同時に育てると、
やはり、前もって決めておきます。
「人格」といっても、
大げさなことではありません。
とてもシンプルなことです。
子ども自身が、
① 「自力で答えを出す」と決めることと、
② 「こうすると自分と約束する」ことと、
③ 「成し遂げるように努力する」ことです。
やや固い言い方をすれば、
決意して、
自分と約束して、
自分が遂行することです。
このような「人格」です。
を、「分からない」と聞く目的が、
「自力で答えを出したい」、
「でも、そうできない」、
「が、自力で答えを出せるようになりたい」、
「だから、教えてください」と
こう決めている子と仮定します。
現実には、
自力で答えを出そうとしているのではなくて、
ただ、こちらに甘えているだけであるとしても、
やがて、強い気持ちで、
自力で答えを出したいと思うような子に
育てたいのです。
だから、
自力で答えを出そうとしている子と仮定して、
即、答えの出し方だけを教え始めます。
聞かれて、即、
の 4 と 6 を示しながら、
「4-6=、引けない」、
「14-6=8」と計算して、
6 の真下を示してしまいます。
即、こうされたら、
子どもも、即、
答えを出すことに引きずり込まれて、
と、
素早く書いてしまいます。
こうして、
自力で答えを出すことへのこだわりを、
育ててしまいます。
子どもから聞かれたら、
即、答えの出し方を教えることができるのは、
① 答えの出し方だけを教える、
② 自力で計算することへのこだわりを育てる、
この 2つだけを教えると、
算数の計算練習の子に、
前もって決めているからです。
(基本 -846)、(+-
-454)