たし算を利用する計算で、
少しだけの試行錯誤から探します。
クイズのような、ゲームのような感覚で、
３＋５＝８ となる ５ を探します。
当てを付けるやり方です。
こちらの計算の実況中継を見せれば、
子どもはすぐに、
計算のルールをつかみます。
自力で、
答えを出すことができるようになります。
「面倒」と、
子どもは強く感じて、
集中を切らせてしまいます。
ゲーム自体に、
「面倒さ」を感じます。
答えの出し方は、
シンプルなゲームですから、
すぐに理解できます。
繰り返し使うことが、
特別に難しい計算です。
計算自体の難しさではありません。
繰り返し使うことが難しいのです。
１００問計算しています。
強く「面倒さ」を感じて、
１００問の途中で何回も、
集中を切らせて、
計算から逃げます。
しばらく逃げたままです。
「面倒さ」を感じるゲームに、
慣れが育ちません。
この子に、慣れを育てるために、
子どもが逃げていることに気付いたら、
「今は、面倒さに押しつぶされている」、
「でも、乗り越える強さのある子」、
「乗り越えてしまった子をイメージする」と、
こちら自身の心を整えてから、
止まっている計算 ９－４＝ を、
実況中継を見せて、リードします。
シンプルなゲームですから、
シンプルにリードします。
「ご（５）」、
子どもが ５ を書くのを待ち、
９－４＝５ の
４ と、５ と、９ を順に示して、
「し足すご、く（４＋５＝９）」です。
「し（４）」、
子どもが ４ を書くのを待ち、
１１－７＝４ の
７ と、４ と、１１ を順に示して、
「しち足すし、じゅういち（７＋４＝１１）」です。
そして、
同じような実況中継型リードを続けて、
４～５問の答えを、
シンプルなリードで書き終わらせます。
逃げていることに ５回気付いたら、
５回、
１０回気付いたら、
１０回、
「今は、面倒さに押しつぶされている」、
「でも、乗り越える強さのある子」、
「乗り越えてしまった子をイメージする」と、
その都度、こちら自身の心を整えてから、
この子に、慣れを育てます。
（基本 [tex: {\normalsize {α}}] －８７６）、（＋－ [tex: {\normalsize {α}}] －４６７）
