ここまで計算して、
この先に進めない子です。
普通の教え方であれば、
「足して・・・」と促します。
確かに、
足せば、 の計算が完成します。
でも、
これは、実は、
おとなの教え方の発想です。
子ども同士の教え方の発想は、
かなり違います。
言葉で、
「足して・・・」と促したりしません。
いきなりのように、
続きの計算を代行してしまいます。
例えば、
で、止まっている子に、
「線」と言います。
「足して・・・」は、計算ですから、
言われた後、
言われた子が計算しなければならないのです。
でも、
そうできないから、
この子は、
で、止まっています。
「線」と言われたら、
言われた子は、
線を引くだけですから、
素直に、
のように、
線を引くことができます。
計算を代行する手伝いを続けます。
の
子どもが書いた答えの 1行目の
245 の 5 を示して、
「これ、ここ」で、
と、
下に移してしまいます。
計算を代行しています。
「足して・・・」と言わないで、
実際に、
足してしまいます。
代行の計算を続けます。
の
245 の 4 と、
35 の 5 を上から下に示しながら、
「4+5=9」と足して、
「ここ」と言って、
と、答えを書かせてしまいます。
そして、
245 の 2 と、
35 の 3 を上から下に示しながら、
「2+3=5」と足して、
「ここ」と言って、
と、完成させてしまいます。
このような教え方が、
子どもが、
他の子に教えるときの教え方です。
(基本 -965)、(×÷ -177)