の計算で、
ひどく戸惑います。
できたはずの計算です。
ですが、
今は、戸惑っています。
少し前には、
のように、
繰り下がりのあるひき算で、
モタモタと戸惑っています。
答えの出し方をつかむまで、
数日ではなくて、
数週間の時間が必要な子です。
今は、
つかんでいますから、
の 6 と 9 を見て、
「引けない」と評価して、
16-9=7 と引いて、
と書いて、
3 を、2 にしてから、
2-1=1 と引いて、
と書くことができます。
スラスラと計算できます。
そして、
できたはずのひき算
を計算させます。
6 と 1 を見て、
6-1=5 と引いて、
と書いて、
3 と 1 を見て、
3-1=2 と引いて、
と書くだけの計算です。
できなくなっています。
「どうして?」としても、
この子の戸惑いを助ける手伝いになりません。
そうではなくて、
「引くことができなくなっている」事実を認めて、
「繰り下がりのあるひき算の後の
繰り下がりのないひき算での戸惑いは、
抜け出るまでに
数週間の時間が掛かる」と、
覚悟を持ってしまいます。
そして、
言葉による説明をしないように注意して、
こちらが計算を代行して、
実況中継型リードで、
答えを出してしまいます。
の 6 と 1 を示して、
「6-1=5」と引いて、
11 の一の位の 1 の真下を示します。
リードされた子は、
戸惑ったままで、
と書きます。
代行の計算を続けます。
3 と 1 を示して、
「3-1=2」と引いて、
11 の十の位の 1 の真下を示します。
やはり、
戸惑ったままの子どもが、
と書きます。
戸惑った子の計算が止まったら、
このような実況中継型リードで、
子どもと協力して、
答えを書き終えます。
数週間、手伝う覚悟を持ちます。
こちらから子どもに、
「分かった?」と聞きません。
実況中継型リードで、
子どもとの協力関係で、
答えを書き終えたら、
手伝いを終えます。
こうしていると、
数週間後に、
子どもから、
「分かった」、
「もうできる」と言うようになります。
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