繰り下がりのないひき算です。
6-2=4 、
3-1=2 と、引いて、
答えを書きます。
繰り下がりのあるひき算です。
6-9= 引けない、
16-9=7 、
3 を、1 減らして、2 にして、
2-1=1 と、計算して、
答えを書きます。
繰り下がりの有無で、
答えの出し方が大きく違います。
分かったような
分からないようなハッキリとしない状態で、
筆算のひき算に嫌気が差しています。
そして、
答えを出すことから逃げて、
いたずら書きに夢中です。
「何をしているの?」や、
「まだ終わっていないでしょ・・・」と、
ネガティブなことを言いたくなります。
「あぁ、言わない方がいいことを、
また、言おうとしている」と、
言おうとしている自分を眺めることで、
言うことを抑えます。
「いたずら書きをしているのは、
この子で、こちらではない」や、
「この子に振り回されようとしている」や、
「こちらが手伝えることは、
止まっている計算の答えを、
代行して出してしまうこと」と、
さらに内面で、
もう一人の自分と話すこともあります。
子どものいたずら書きを、
気にしない自分になってから、
止まっている問題 の
答えの出し方を、
こちらが代行します。
説明しようとすると、
いたずら書きを止めて、
話を聞く状態にしたくなります。
ですから、
説明しないで、
実況中継型リードで、
こちらが答えを出してしまいます。
の 6 と 7 を示して、
「6-7=、引けない」、
「16-7=9」と引いて、
7 の真下を示して、
「ここ」です。
いたずら書きに夢中であっても、
いたずら書きのことを
まったく気にしていないこちらに、
このようにリードされたら、
子どもは、瞬時に計算する頭に戻り、
と書きます。
続いて、
の 3 を示して、
「1 減って、2」、
「2-1=1」と引いて、
1 の真下を示して、
「ここ」です。
いたずら書きから離れて、
計算に戻った子は、
と書きます。
「計算に戻った」や、
「代行を終えて、引き上げる」と、
心の中で、
自分自身をリードして、
この子に、何も言わないままで、
代行を終わらせます。
(基本 -996)、(+- -530)