子どものアレコレと主体的に考える力を
強く刺激する教え方の一例です。
例えば、
子どもの目の前に
16-13= が見えます。
こちらは、
この子どもの真後ろから
問題 16-13= と、
子どもの後ろ姿を見ています。
そして、
子どもの肩越しに
こちらの手を伸ばして、
こちらが持っているペン先で、
無言で、
- を示して、
じきに
「さん(3)」と言うだけの教え方をします。
このように教えられた子は、
16-13=3 と書きます。
こうしたことで、
答え 3 を書く前後で、
自動的に考えるスイッチが入り、
「どういうこと?」のように
3 が答えであることを
自分なりに納得しようとします。
こちらが、
「考えなさい」などと言っていないのに、
主体的に考えています。
続く例ですが、
似ているひき算 16-3= も
同じように教えます。
子どもの目の前に
16-3= が見えます。
こちらは、
この子どもの真後ろから
問題 16-3= と、
子どもの後ろ姿を見ています。
そして、
子どもの肩越しに
こちらの手を伸ばして、
こちらが持っているペン先で、
16 の 1 を隠して、
「さん(3)」と言い、
すぐに見せて、
「じゅうさん(13)」と言うだけの教え方です。
このように教えられた子は、
16-3=13 と書きます。
先ほどと同じように、
書く前後で、
自動的に考えるスイッチが入り、
13 が答えであることを
自分なりに納得しようとします。
さて、
こちらは、
16-13= と、
16-3= の違いを
言葉で説明していません。
答えの出し方が、
違うことも、
言いません。
子どもの目の前にある計算問題の
答えの出し方を、
実況中継型リードで見せているだけです。
その結果、
子どもは、
自動的にアレコレと疑問を感じて、
そして、
その疑問を解決しようとして、
主体的に考えています。
(基本 -1124)、(+-
-603)