2つの分数を足して、分母と分子が同じ数の仮分数になったとき、さらに計算して、1 と書いた子に、1 を、どのように計算して出したのか聞きます。じつに多くのさまざまな体験知を得ます。

 {\Large\frac{3}{5}} {\Large\frac{2}{5}} {\Large\frac{5}{5}}=1  と、

正しく計算した子に、

計算の仕方を聞きます。

 

 {\Large\frac{3}{5}} {\Large\frac{2}{5}} {\Large\frac{5}{5}}=1  の  {\Large\frac{5}{5}} を示して、

「ここから」と言って、

1 を示して、

「ここ、どうやったの?」と言います。

 

「上と下が同じだから、1」と、

自分の計算を教えてくれる子が多いと知ったら、

読んで理解できただけの学習知です。

 

 

さて、実際に、

分母と、分子が同じ数の仮分数を、

1 と計算した子に出会えたら、

「合っている」と認めてから、

「ここから」、

「ここ、どうやったの?」と聞きます。

 

こう聞いたとき、

「上と下が同じだから、1」のように、

子どもが教えてくれたら、

さらに、

同じ数の分子と、分母を、この順に示して、

「これ割るこれは?」と聞きます。

 

「えっ、あっ、いち(1)」や、

「そうか、割ったんだ」のように、

子どもはさまざまに反応します。

 

このような指導体験で得られることすべてが、

体験知です。

 

こちら自身の気付きや変化、

子どもの変化や、話す文言などなどです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1430)、(分数  {\normalsize {α}} -571)

 

関連:2023年09月27日の私のブログ記事

「分子が 5 で、分母も 5 の仮分数を、

1 と、正しく計算できた子に、

「どうやったの?」と聞きます。

「上と下が同じだから、1」と言われたら、

計算自体をリードします」。