a の 2 乗や、5 乗のようなさまざまな指数(〇乗の数)の × や、÷ で書かれた式を、分数の形に書き換えます。こちらがリードして書き換えれば、子どもはすぐに学ぶことができます。

 {a^{3}}×a^{5}÷a^{2} を、 {\Large\frac{{a^{3}}×{a^{5}}}{{a^{2}}}} と、

 {a}×a^{3}÷a^{7} を、 {\Large\frac{{a}×{a^{3}}}{{a^{7}}}} と、

 {a^{4}}÷a^{2}×a^{7} を、 {\Large\frac{{a^{4}}×{a^{7}}}{{a^{2}}}} と書き換えます。

 

この書き換え方を、

こちらの計算を実況中継で見せる教え方で、

子どもは書くことで、学びます。

 

この子は、

小4 です。

 

 {a^{3}}×a^{5}÷a^{2} を、

 {\Large\frac{{a^{3}}×{a^{5}}}{{a^{2}}}} と書き換えれば、

続きを計算できます。

 

a が、

上(分子)に、8 個で、

下(分母)に、2 個ですから、

上に 6 個残って、

 {\Large\frac{{a^{3}}×{a^{5}}}{{a^{2}}}} {a^{6}} と計算できます。

 

 {a}×a^{3}÷a^{7} でしたら、

 {\Large\frac{{a}×{a^{3}}}{{a^{7}}}} と書き換えることができれば、

a が、

上(分子)に、4 個で、

下(分母)に、7 個ですから、

下に 3 個残って、

 {\Large\frac{{a}×{a^{3}}}{{a^{7}}}} {\Large\frac{1}{{a^{3}}}} と計算できます。

 

こちらが見せる実況中継は、

「線(分数の線のこと)」や、

「上(分子のこと)」や、

「下(分母のこと)」のように、

形を連想できるような言葉を使い、

 {a^{3}}×a^{5}÷a^{2} を、

 {\Large\frac{{a^{3}}×{a^{5}}}{{a^{2}}}} と書き換えることを教えます。

 

 

 {a^{3}}×a^{5}÷a^{2}= としてから、

「線」で、

分数の線を引くようにリードすれば、

 {a^{3}}×a^{5}÷a^{2}{\Large\frac{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}} と、

子どもは書いて、

書き換えに参加します。

 

それから、

 {a^{3}} を示してから、

「上」とリードして、

 {a^{3}}×a^{5}÷a^{2}{\Large\frac{{a^{3}}\:\:\:\:\:\:\:\:\:}{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}} です。

 

次に、

 {a^{3}}×a^{5}÷a^{2}= の × を示して、

「上だから」、

 {a^{5}} を示してから、

「上」とリードして、

 {a^{3}}×a^{5}÷a^{2}{\Large\frac{{a^{3}}×{a^{5}}}{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}} です。

 

それから、

 {a^{3}}×a^{5}÷a^{2}{\Large\frac{{a^{3}}×{a^{5}}}{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}} の ÷ を示して、

「下だから」、

 {a^{2}} を示してから、

「下」とリードして、

 {a^{3}}×a^{5}÷a^{2} {\Large\frac{{a^{3}}×{a^{5}}}{{a^{2}}}} です。

 

 

同じように、

 {a}×a^{3}÷a^{7}= としてから、

「線」で、

 {a}×a^{3}÷a^{7}{\Large\frac{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}} と、

a を示してから、「上」で、

 {a}×a^{3}÷a^{7}{\Large\frac{{a}\:\:\:\:\:\:\:\:\:}{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}} と、

× を示して、「上だから」、

 {a^{3}} を示してから、「上」で、

 {a}×a^{3}÷a^{7}{\Large\frac{{a}×{a^{3}}}{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}} と、

÷ を示して、「下だから」、

 {a^{7}} を示してから、「下」で、

 {a}×a^{3}÷a^{7} {\Large\frac{{a}×{a^{3}}}{{a^{7}}}} です。

 

 

 {a^{4}}÷a^{2}×a^{7} も、

同じようなリードで、

 {\Large\frac{{a^{4}}×{a^{7}}}{{a^{2}}}} と書き換えることを教えます。

 

書き換えまでの

式の変化を並べます。

 

 {a^{4}}÷a^{2}×a^{7}{\Large\frac{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}} から、

{\Large\frac{{a^{4}}\:\:\:\:\:\:\:\:\:}{\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:\:}} となり、

{\Large\frac{{a^{4}}\:\:\:\:\:\:\:\:\:}{{a^{2}}}} となり、

 {\Large\frac{{a^{4}}×{a^{7}}}{{a^{2}}}} となります。

 

このようにリードすれば、

子どもは、

書き換える規則を自力でつかみます。

 

「× の後は、上」や、

「÷ の後は、下」のような

とても単純なルールです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -591)、(分数  {\normalsize {α}} -250)