5+
=5
+
=5
=5
と、
子どもが計算しています。
計算そのものは正しくできています。
でも、共通分母が大きすぎます。
8が、最小の共通分母です。
4と8の最小公倍数です。
普通、
共通分母24は、大きすぎると、
言葉で教えたくなります。
最小の共通分母8で、
通分できるようにしたいのですから、
遠回りになります。
回り道をしないで、
ズバリと教えることができますから、
そうします。
子どもの答え 5+
=5
=5
を
隠します。
こうすると、
問題 5+
が見えます。
8と4を、
この順に示しながら、
「8÷4、割れる」、
「下、8」とリードします。
大きい方の分母8を、
小さい方の分母4で割ります。
8÷4=2 と割り切れますから、
大きい方の分母が
最小の共通分母です。
「下、8」とズバリ教えられると、
子どもは内心で、
「24は大きい」と納得します。
この子に、
隠していた 5+
=5
=5
を見せて、
「消して」とリードします。
子どもは、素直に消します。
8で通分すると分かれば、
続きを計算できますから、
子どもに計算を任せます。
参照:
蔵一二三、「計算の教えない教え方 分数とその先」(2019)。
アマゾン。
計算の教えない教え方 分数とその先―たかが計算 されど算数の根っこ そして人育て