3-=
3-=
2-=
2=
2 と計算しています。
かけ算や、たし算や、ひき算の
計算自体は正しくできていますから、
「間違えている」とは言えないのですが、
共通分母が大きすぎます。
3-=
3-=
2-=
2=
2 と計算してほしいのです。
共通分母は、
90 ではなくて、
30 で通分できます。
さて、
3-= の 2 つの分母、
15 と、30 から、
共通分母(最小公倍数)を、
大きい方の分母 30 を、小さい方の 15 で割り、
30÷15=2 で求める計算の仕方であれば、
30 を、共通分母にします。
3-= の式のまま、
2 つの分母、15 と、30 を、
両方共、割り切ることができる 5 で割ります。
5 で割り、
15÷5=3 を、分母 15 の真下に、
30÷5=6 を、分母 30 の真下に書きます。
3-= のような書き方を、
この子はしています。
こうしてから、
5 と、3 と、6 を掛けて、
5×3×6=90 です。
この子は、
このような計算をして、
大きすぎる共通分母 90 を出しています。
そして、
90 を出してから、
3-= のように書いた
5 と、3 と、6 を消しています。
このままでは、
共通分母の計算の仕方が、
途中までの計算ですから、
この続きを教えます。
この子のやり方を認めて、
この子のやり方の続きを教えます。
まず、
子どもが消した計算を、
また、
書かせます。
すると、
3-= のようになります。
下に書いてある 3 と、6 を示して、
「どちらも、3 で割ることができる」と教えます。
そして、
「ここ、3」のようにリードして、
3-= のような計算を書かせます。
それから、
割った数 5 と、3 、
わり算の答え 1 と、2 を順に示して、
5×3×1×2=30 と計算します。
そして、
「分母を、この 30 にする」と教えます。
この子は、
共通分母を求める計算を
1 回だけわり算をすると、
誤解しています。
このように、
この子の続きを教えれば、
共通分母を求めるわり算を 2 回することで、
「1 回だけではない」、
「2 回してもいい」と理解できます。
(基本 -381)、(分数 -141)