32÷2= が、わり算の問題でも、約分の中に 、32 が出ていて、2 で約分するときも、一次方程式の右辺(定数項)が 32 で、これを 2 で割るときも、いずれも、同じような計算の流れで、答えを出すことができます。

32÷2=  を

このままの形で計算して、

答えを出すことは、

このようなわり算の式だけではなくて、

約分や、

一次方程式でも出てきます。

 

約分では、

 {\Large\frac{10}{32}}= の分母 32 を

2 で約分するとき、

32÷2=  を計算します。

 

分子 10 は、

10÷2=  ですから、

子どもはすぐに、

答え 5 を出せます。

 

これから、

約分   {\Large\frac{10}{32}}=  の答えは、

 {\Large\frac{5}{16}} です。

 

 

一次方程式では、

2x=32  です。

 

この両辺を、2 で割れば、

x=16  と解けます。

 

32 を、2 で割るとき、

32÷2=  を計算します。

 

 

さて、

わり算  32÷2=  の答えの出し方の

実況中継型リードの一例です。

 

32 の3 を、2 で割り、

3÷2=1・・・1  です。

 

答え 1 を、

32÷2=1  と書いて、

あまり 1 を、

32 の 3 と 2 の間に書きます。

 

続いて、

3 と 2 の間に書いた 1 と、

32 の 2 とで、

12 です。

 

そして、

12÷2=6  と計算して、

32÷2=16  と書きます。

 

このような

計算の流れにすれば、

32÷2=  を

このまま計算することができます。

 

 

さて、

約分   {\Large\frac{10}{32}}=  の分母 32 を、

2 で約分するとき、

32÷2=  の 32 が、

分母に書いてあり、

÷2 が書いてないだけのわり算です。

 

わり算  32÷2=  の答えの出し方と

まったく同じように計算して、

 {\Large\frac{10}{32}} {\Large\frac{5}{16}}  と約分できます。

 

また、

一次方程式  2x=32  の右辺 32 を

2 で割るわり算は、

やはり、

32÷2=  の 32 が、

右辺に書いてあり、

÷2 が書いてないだけのわり算です。

 

わり算  32÷2=  の答えの出し方と

まったく同じように計算して、

2x=32  、

x=16  と解くことができます。

 

 

このように、

32÷2=  が、

どこでどのような形で出てきても

判で押したように、

何から何まで、

同じような実況中継型リードで教えます。

 

こうすると、

同じ計算の流れから、

「あっ、あれだ」と、

子ども自身が

自ら気付くようになります。

 

もちろん、

「わり算  32÷2=  の答えの出し方と

同じように計算できます」と、

言葉で説明しません。

 

ただ、

同じような実況中継型リードで

同じ計算の流れを体験させるだけです。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1139)、(×÷  {\normalsize {α}} -205)、

(分数  {\normalsize {α}} -467)