2けた×2けたの筆算のかけ算を計算できます。
でしたら、
一部分 を計算して、
とします。
続いて、別の一部分 を計算して、
です。
最後に、124と62の筆算のたし算を計算して、
です。
このように計算できる子です。
この子が、
のような筆算のかけ算の見本を見ます。
は2けた×2けたのかけ算ですが、
1行で計算しています。
この子が知っている計算の仕方と違います。
でも、何となくですが、
計算の仕方が分かるような気がします。
この子が知っている計算は、
です。
見本は、
です。
この見本を見て、
まねすれば、
を、同じように計算できそうです。
だから、
「見て、同じように、やってごらん」と、
勧めます。
でも、子どもは、
「分からない!」と抵抗します。
これが普通です。
初めての計算なのに、
見るだけです。
そして、まねして、
同じように計算します。
計算の仕方の説明がありません。
何も教えられません。
自力です。
だから、抵抗します。
計算しようとしません。
「分からない!」と抵抗していることを受け入れます。
でも、「できるから!」でさせます。
計算するとなれば、
見本を真剣に見ます。
計算の仕方を見つけ出そうとします。
を見ることで、
20の0を下に移して、
2×3=6、2×2=4 と計算しているらしいと分かります。
そして同じように、
を計算します。
です。
20の0を下に移して、
2×1=2、2×3=6 と計算しています。
こうできる理由は、いくつかあります。
その1つです。
20は、2×10 ですから、
の10倍が、
です。
の答え62の10倍は、620です。
これで、 を納得できます。
別の理由です。
この子は、2けた×2けたを計算できます。
を、2けた×2けたで計算します。
すると、 です。
620の0は、0×1=0 の0です。
0×3=0 の0は、
0+2=2 ですから、消えます。
の計算は、
20の0を下に移して、
2×1=2、2×3=6 です。
これだけのことです。
(×÷024)