算数の計算を、
「自然と生まれる豊かな時間」にすることが
可能です。
「正しく計算する」や、
「100点を取れるようにする」のようにすると、
計算の説明を聞くことになり、
計算しているときの時間は、
豊かな時間になりにくいようです。
算数の計算を、
高校生に説明するように、
少ない規則で説明すれば、
数学の計算になります。
小学1年生が、
3+1= を計算するとしても、
小学校の算数として計算することも、
高校の数学として計算することもできます。
3を、〇〇〇 と、
1を、〇 とします。
そして、+を、「ぜんぶで」か、
「あわせると」とします。
すると、
3+1= は、
〇〇〇 と、〇 の「ぜんぶで」ですから、
〇〇〇〇 になって、
この 〇〇〇〇 は、4ですから、
3+1=4 と計算できます。
このような計算をするには、
3を、〇〇〇 にすることや、
+の意味を説明してもらいます。
説明を理解できたら、
「正しく計算する」ために、
たし算を計算します。
「やらされている」と何となく感じますから、
「自然と生まれる豊かな時間」に
なりにくくなります。
3+1= を、
「3の1つ後」とだけすれば、
4です。
3+1=4 になります。
+1 を、
「1つ後」の説明だけです。
普通の数学です。
計算できるようになりますが、
「なるほど」となりませんから、
「えっ、何それ」のように、
謎(?)をいくつも感じます。
このような計算をしているとき、
説明らしい説明がありませんから、
謎(?)をいくつも持ったままの計算です。
計算できてしまうために、
とても気持ちが悪くて、
謎(?)を解決しようとします。
たし算の計算が、
謎(?)がいくつもある
謎解きのゲームになっていますから、
無意識の強い気持ちで
謎(?)を解こうとしてしまいます。
こうなると、
たし算を計算している時間が、
「自然と生まれる豊かな時間」に
なることがあります。
(基本 -027)、(+- -022)