答えを生み出してしまうような解き方をする子がいます。

 {\normalsize {α+β=4、αβ=5}} が分かっていて、

 {\normalsize {α^{2}β+αβ^{2}}} を求める問題です。

 

高校数学の普通の問題です。

 

この問題を、

一瞬、ジッと見て、

その後で、

 {\normalsize {α^{2}β+αβ^{2}=αβ(α+β)=5×4=20}}

解く子がいます。

 

外から見ていて、

見分けがつきにくいのですが、

大きく2つのタイプに分かれます。

 

その一つは、

問題を見ることで、

解き方を思い付いて、

その後で解くタイプです。

 

難しい問題でしたら、

解き方を思い付かないこともあります。

解けない問題です。

 

ほとんどの子は、

このタイプです。

 

もう一つのタイプは、

問題を見る前に、

「解くことができる」と決めているタイプです。

 

「解くことができる」のですから、

「解き方を探し出せる」と先に決めています。

 

このタイプは、

ごく少数の子です。

 

問題を見てから、

解き方を思い付いて、

そして解く順ではありません。

 

問題を見る前に、

「解くことができる」と決めています。

「解き方を探し出せる」と決めています。

 

ですから、

「解くことができる」と決めている子が、

問題を見る目的は、

「解くことができる」問題を解くためです。

 

解けるかもしれないし、

解けないかもしれないではありません。

 

解くことができるのです。

解き方を探し出せるのです。

 

見分けがつきにくいのですが、

2つのタイプがあることを知っていて、

子どもの解き方を注意して見れば、

見分けることができます。

 

「解けるか、解けないか」、

「解き方を思い付くか、思い付かないか」、

解いてみるまで分からないとしている子は、

 {\normalsize {α^{2}β+αβ^{2}}} を、

アレコレといじっている感じです。

 

式をいじって、

試行錯誤をして、

解き方を探している感じです。

 

「解くことができる」と先に決めている子、

「解き方を探し出せる」と先に決めている子は、

 {\normalsize {α^{2}β+αβ^{2}}} を見る目的が、

 {\normalsize {α+β}} と、 {\normalsize {αβ}} で表す」と絞られています。

 

 {\normalsize {α^{2}β+αβ^{2}}} から、

 {\normalsize {αβ(α+β)}} を、

作り上げてしまう感じです。

 

式の扱い方の違いが、

2つのタイプを見分ける微妙な違いです。

 

 {\normalsize {α^{2}β+αβ^{2}}} を、

アレコレといじっている感じなのか、

あるいは、

 {\normalsize {α^{2}β+αβ^{2}}} から、

 {\normalsize {αβ(α+β)}} を、

作り上げてしまう感じなのかの違いです。

 

さて、

「解き方を探し出せる」と先に決めている子に、

育つ可能性のある育て方があります。

 

① 楽に使えることだけを使って計算します。

② それを使う動画見本の実況中継で教えます。

これだけです。

 

算数の初めの

3+1= のたし算からこうします。

 

3 を示して、「さん」と声に出して読み、

1 を示して、「し」と、1回数えて、

= の右を示して、「ここ、し(4)」です。

 

子どもが、

楽に使えることだけを使って、

計算しています。

子どもも分かっています。

 

言葉で説明しないで、

こちらが、計算して見せています。

 

「そうか!」と、

計算の仕方を理解するまで、

同じようなたし算の実況中継を続けます。

 

「まだ分からないの?」や、

「ちゃんと見ているの?」のように、

せかされずに繰り返し見せてもらえれば、

子どもは必ず、

「そうか!」となります。

 

つまり、

こちらが見せる動画見本の実況中継から、

子どもが、

計算の仕方を発見しています。

 

このような教え方を、

新しい計算が出るたびに繰り返して、

子どもを育てます。

 

「解くことができる」と先に決めて、

「解き方を探し出せる」と決めている子に、

育つ可能性のある育て方です。

 

(基本  {\normalsize {α}} -125)、(分数  {\normalsize {α}} -034)