(3-)÷(1-) のような計算の
作法を育てます。
どのように計算するのかの
計算の仕方ではありません。
計算する前に、
計算の順を決めることや、
一つ一つの計算を、
余白で区別して書くことのような作法です。
このような計算の作法を守って計算すれば、
式の形を見るようになります。
(3-)÷(1-) の
計算の順は、
① 左のかっこの中の「-」、
② 右のかっこの中の「-」、
③ 2つのかっこの間の「÷」の順です。
作法を育てるために、
計算する前に、
子どもに計算順を指で示させます。
「-」や、「÷」を計算の順に
指で示させます。
次に、
計算順に一つ一つを計算させます。
作法を育てるために、
余白に、
一つ一つの計算を
区別して書かせます。
(3-)÷(1-) の
1番目の計算 3- を
余白に書かせて計算させます。
3-=
3-= (通分して)
2-= (引けるように、1を借りて)
2 (引きます)
2番目の計算 1- を、
1番目の計算と別の余白で計算させます。
1-=
1-= (通分して)
-= (引けるように、1を借りて)
(引きます)
3番目の計算は、
1番目の計算の答えを、
2番目の計算の答えで割ります。
さらに別の余白で計算させます。
2÷=
÷= (帯分数を仮分数に直して)
×= (分母と分子を入れ替えて、÷を×にして)
×= (途中で約分して)
= (掛けて)
3 (仮分数を帯分数に直します)
式の形を見て、
計算する前に計算順を決めて、
一つ一つの計算を余白に区別して書きます。
このような作法を育てます。
この作法が、中学数学や高校数学の基礎になります。
(基本 -135)、(分数 -041)