12+8= の 1 を隠して、
2+8= が見えるようにしてから、
「じゅう(10)」、
隠していた 1 を見せてすぐ、
「にじゅう(20)」と教えます。
こちらの実況中継のリードを見ていた子は、
12+8=20 と書きます。
13+9= の 1 を隠して、
3+9= が見えるようにしてから、
「じゅうに(12)」、
隠していた 1 を見せてすぐ、
「にじゅうに(22)」と教えます。
実況中継のリードを見ていた子は、
13+9=22 と書きます。
このような感じの教え方で、
2~3 問や、
4~5 問くらい
〇〇+〇= の計算の仕方を教えて、
子どもが自力で答えを出せるようにします。
もっと初歩的な教え方をするのでしたら、
数える計算があります。
12+8= の 12 の次の 13 から、
+8 の 8 回、
13、14、15、16、17、18、19、20 と数えて、
答え 20 を出します。
13+9= の 13 の次の 14 から、
+9 の 9 回、
14、15、16、17、18、19、20、21、22 と数えて、
答え 22 を出します。
もっと先の計算の仕方でしたら、
のような筆算をイメージして、
12+8= の 2 と 8 を順に示しながら、
「に足すはち、じゅう(10)」、
= の数字 1 つ分空けた右を示して、
「ゼロ(0)」、
「指、いち(1)」です。
子どもが、
12+8= 0 と書いたら、
1 を示してから、
子どもが指に取った 1 を触って、
「いち足すいち、に(1+1=2)」、
12+8= 0 の 0 の左を示して、
「に(2)」です。
子どもは、12+8=20 と書きます。
13+9= も同じように、
をイメージして、
13+9= の 3 と 9 を順に示しながら、
「さん足すく、じゅうに(12)」、
= の数字 1 つ分空けた右を示して、
「に(2)」、
「指、いち(1)」です。
子どもが、
13+9= 2 と書いたら、
1 を示してから、
子どもが指に取った 1 を触って、
「いち足すいち、に(1+1=2)」、
13+9= 2 の 2 の左を示して、
「に(2)」です。
子どもは、13+9=22 と書きます。
このように検討すると、
やはり、
お勧めは、
最初の教え方です。
この子は、
2+8= や、3+9= を見たら、
瞬時に答え 10 や、12 が出ます。
たし算の感覚です。
この力を利用して、
12+8= や、
13+9= を計算するようにします。
というのは、
算数の計算は、
立ち位置を少しずつ移しながら、
前に進むからです。
たし算の数える計算の立ち位置から、
この子は、
たし算の感覚を利用する立ち位置に、
移っています。
自分の立ち位置が移ったことを、
言葉で説明しても分からないでしょうけれど、
13+9= を、
数える計算ではなくて、
3+9= のたし算の感覚を利用する計算を
この子に教えれば、
たし算の立ち位置が移ったことを、
何とはなく感じるはずです。
(基本 -565)、(+- -319)