4~5問で集中が切れてしまう目の前の子に、15~20問を楽に計算できる子のイメージを、こちらの心に持って手伝うと、子どもの育ちが早くなります。

14-6= のひき算を、

6 に何かを足して、

14 にする何かに、

8 を当てはめて、

答え 8 を出す子です。

 

6+8=14 ですから、

8 を 6 に足せば、14 になります。

当てはまります。

 

この子には、

たし算を利用するこの方法が合っています。

 

でも、

当てはまる数を探すことは、

ストレスになりますから、

途中で、少しボ~ッとして休みます。

 

そしてまた、

当てはまる数を探すひき算に戻ります。

 

このような感じで計算しています。

 

 

習い始めの頃は、

4~5問で、

ボ~ッとしていたのが、

当てはまる数を探すことに、

とても早く慣れますから、

ボ~ッとするまでの問題数が、

7~8問と増え、

15~20問と増えて、

当てはまる数を探せるように育ちます。

 

13-9= に当てはまる数 4 は、

9+4=13 を確かめれば、

探すことができます。

 

ピッタリと当てはまる数が、

すぐ見つからないと、

見つけられないことがストレスになります。

 

そして、

ストレスが積み重なって、

この子の我慢の限界を超えると、

ボ~ッとしてしまいます。

 

4~5問のストレスがやっとの子が、

15~20問と、

ボ~ッとすることなく

当てはまる数を探せるようになったのですから、

ストレスに慣れただけではなくて、

当てはまる数の探し方に上達しています。

 

 

実は、

この子の

このような育ちの早さは、

こちらが内面に持つこの子のイメージで、

大きく違ってきます。

 

普通は、

4~5問で、

ストレスに耐えられなくなり、

ボ~ッとしてしまう子をイメージして、

この子の計算を手伝います。

 

このように、

目の前に見えている子を、

そのまま内面のイメージにするのが普通です。

 

4~5問がやっとの子のイメージを持ったまま、

こちらが手伝い続けると、

7~8問は、

ストレスに耐えるようになります。

 

このように育った後、

こちらが心に持っているこの子のイメージが、

4~5問がやっとの子から、

7~8問は頑張れる子に入れ替わります。

 

子どもの育ちの後追いで、

育った子のイメージを持つのが普通です。

 

 

経験上の知恵ですが、

後追いのイメージは、

子どもの育ちの助けにならないのです。

 

先回りして待ち伏せるイメージが、

子どもの育ちを助けます。

 

4~5問がやっとの子を手伝うこちらが、

15~20問は楽に計算できる子のイメージを、

先に心にハッキリと持って、

このイメージの子に話し掛けるようにします。

 

こうできると、

4~5問がやっとの子が、

15~20問を楽に計算できる子に、

短期間で育ってしまいます。

 

目の前の4~5問がやっとの子に、

話しているこちらが、

心に持っているイメージは、

15~20問を楽に計算できる子で、

4~5問がやっとの子は、

今の自分とは違う誰かに話しているらしいと、

気付くようです。

 

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