21÷7= 、36÷4= 、40÷8= の
答えを書いていく流れが、
しばらくの間一時停止していることや、
ギクシャクしている状態の子です。
集中が切れて、ボ~ッとしていることや、
ダラダラと計算してことを、
頻繁に繰り返す子です。
このような子を目の前にすると、
何らかの働きかけをして、
この子をリードしようとします。
そして、
リードする前に、
どのようなリードをするのかを練ります。
このようなとき、
疑問文を使うとはなく使い、
疑問文に導かれて、
アレコレとアイデアを出します。
ですから、
疑問文が大事です。
でも、普通、
「どうしたら?」としてしまうことが多いのです。
思い付いた疑問文を、
吟味することなく、
この疑問文に導かれて、
アイデアを出してしまいます。
実は、
「どうしたら?」で考えると、
そうしようとしていないのに自然と、
今の悪さを解決するための
アイデアを考えてしまいます。
つまり、
目の前の子を見て、
「困ったことが、起こった」と解釈して、
「どうしたら?」としています。
自然に、
ネガティブな解決策を出してしまいます。
別の解釈の仕方があります。
目の前の
集中が切れて、ボ~ッとしていることや、
ダラダラと計算してことを繰り返す子を見て、
「起こることが、起こった」と、
解釈するようにします。
このように、
「起こることが、起こった」と解釈すれば、
ほぼ自動的に
「本当に起こしたいことは何?」と、
考え始めます。
つまり、
「どうしたら?」ではなくて、
「どうなったら?」で、
目の前の子のリードの仕方を考え始めます。
「どうなったら?」であれば、
目の前の今の状態から離れて、
わり算の答えを出している子の
望ましい状態を考えることから
アイデアをアレコレと探します。
例えば、
21÷7= 、36÷4= 、40÷8= の
答えを出すことに夢中になっている状態や、
楽しんでいる状態を想像することです。
でも、
働きかけることができるのは、
目の前の現実の子ですから、
このような望ましい未来の状態から
今現在の目の前の子を見て、
すでにできている部分を、
「ここはすでにできている」を
自然に見るようになります。
そして、
目の前の今の子を、
望ましい未来の状態に近づけようと
アレコレと働きかけます。
「どうしたら?」でも、
「どうなったら?」でも、
アレコレとアイデアを考え始めますが、
考える対象が大きく違います。
お勧めは、
「起こることが、起こった」と解釈して、
「どうしたら?」で、
望ましい未来の状態を想像して、
今の目の前の子を、
望ましい未来に近づける働きかけです。
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