小学校の算数のレベルで、帯分数を使わないで、仮分数だけを使えば、引くことのできないひき算は、出ません。帯分数を使えば、引くことができないひき算に出会います。

小学校の算数のレベルで、

引くことができないひき算の話の続きです。

 

ここでは、

分数のひき算を見ます。

 

 {\Large\frac{2}{7}} {\Large\frac{6}{7}}=  は、

小学校の算数のレベルで、

引くことができないひき算です。

 

 

でも、

この同じ問題が、

中学校の数学のレベルになると、

引くことができます。

 

 {\Large\frac{2}{7}} {\Large\frac{6}{7}}=- {\Large\frac{4}{7}}  です。

 

このように、

マイナスの数を利用して、

 {\Large\frac{2}{7}} {\Large\frac{6}{7}}=  を引きます。

 

ですから、

中学校の数学のレベルになると

マイナスの数を利用して、

すべてのひき算を、

引くことができるようにしています。

 

 

筆算のひき算で話したように、

小学校の算数のレベルでも

引くことのできないひき算を、

引くことがあります。

 

実は、

引くことができないように見えているだけで、

本当は、

引くことができるひき算ですから、

マイナスの数を使わないで、

計算の仕方を工夫するだけで、

引きます。

 

分数のひき算でも、

このようなことが起こります。

 

 {\Large\frac{4}{7}} {\Large\frac{6}{7}}=  のように、

帯分数のひき算です。

 

 

分数のひき算は、

同じ分母であれば、

分子同士のひき算です。

 

 {\Large\frac{4}{7}} {\Large\frac{6}{7}}=  は、

同じ分母 7 ですから、

分子同士のひき算  4-6=  を計算します。

 

ですが、

小学校の算数のレベルでは、

ひき算  4-6=  を計算できません。

 

答えを出せないのです。

 

 

もちろんこれも、

引けないように見えているだけです。

 

帯分数  2 {\Large\frac{4}{7}}  を使うから、

引けないひき算  4-6=  に出会います。

 

帯分数  2 {\Large\frac{4}{7}}  ではなくて、

仮分数   {\Large\frac{18}{7}}  を使えば、

 {\Large\frac{4}{7}} {\Large\frac{6}{7}}=  ではなくて、

 {\Large\frac{18}{7}} {\Large\frac{6}{7}}=  ですから、

引けないひき算が出ません。

 

 {\Large\frac{18}{7}} {\Large\frac{6}{7}}=  の分子同士のひき算

18-6=  は、

18-6=12  と計算できます。

 

このように、

仮分数を使えば、

引くことができない分数のひき算は出ません。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1109)、(分数  {\normalsize {α}} -457)