6+7= 、4+5= 、7+3= のような
たし算 100問を計算している子が、
途中で集中が切れて、
ボ~ッとしています。
このような子を目の前にして、
このブログのお勧めは、
次のようなことです。
① 答えを出していないことだけを見ること。
集中が切れて、
ボ~ッとしていることを気にしないこと。
② こちらが実況中継型リードで、
止まったままの計算 4+5= の答え 9 を、
いきなりの唐突な指導で出してしまうこと。
③ こちらが出した答え 9 を、
子どもに、4+5=9 と書かせること。
④ 続いて、5~6問の答えをこちらが出して、
出した答えを子どもに書かせて、
次々に答えを書いていくスピードを
ある程度の速さにしてから
子どもの指導を終えること。
このような実況中継型リードをすれば、
指導される子どもも、
指導するこちらも、
何らかの体験知を得ることになります。
例えば、
子どもでしたら、
集中が切れていても、
計算に戻ろうと思えば、
そして、
答えを出すことだけに絞れば、
戻りやすいことを体験していますから、
「集中を戻すのは簡単」のような体験知です。
こちらの場合でしたら、
集中が切れていることを気にしなければ、
気にしないで済むことを体験できますから、
「答えの出し方は、
子どもの状態と無関係に可能」のような
とても力強い体験知を得ます。
次のようなことも、得ています。
集中が切れて、ボ~ッとしている子に、
いきなり答えを出す指導をしても、
子どもは違和感なく、
素直に受け入れてくれること。
答えを出すのはこちらでも、
出した答えを子どもに書かせることで、
子どもを本気にさせることができること。
答えを出すスピードではなくて、
次々と、答えを書いていくスピードが重要なこと。
これらはすべて、
体験知です。
子どもを指導する体験から、
得ることができます。
やってみたから、
「なるほど」と納得できることです。
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