四則混合を計算する子に、計算順を決めさせてから、個々の計算を、それぞれ別々の余白で計算させる指導を、実際に子どもに行います。この指導体験からの見聞がすべて体験知です。

(1 {\Large\frac{1}{2}}-1.2)÷(1.4-1 {\Large\frac{1}{3}} )=  のような

四則混合の計算で、

計算順を決めることができて、

一つ一つの計算で、

思い出せない計算があれば、

実況中継型リードで計算して見せます。

 

例えば、

1番目の計算  1 {\Large\frac{1}{2}}-1.2  の

小数 1.2 を、

分数 1 {\Large\frac{1}{5}} に書き換えることを、

思い出せないときです。

 

1.2=  と書かせてから、

「いち(1)」と言って、

1.2=1  と書かせて、

「下じゅう(10)、上に(2)」と言って、

1.2=1 {\Large\frac{2}{10}}  と書かせて、

「に(2)で」、

「上いち(1)、下ご(5)」と言って、

1.2=1 {\Large\frac{2}{10}}=1 {\Large\frac{1}{5}}  です。

 

と、

このようなことを読んで理解できたら、

学習知です。

 

読んで理解する体験だけで、

子どもに教える体験をしていませんから、

知っただけの学習知です。

 

 

実際に、

(1 {\Large\frac{1}{2}}-1.2)÷(1.4-1 {\Large\frac{1}{3}} )=  のような

四則混合を計算する子に教えます。

 

計算順を決めさせて、

一つ一つの計算を別々の余白で計算させます。

 

子どもから、

一つ一つの計算のどれかを、

「どうやるの?」のように聞かれたら、

その計算だけを、即、

実況中継型リードで教えます。

 

実況中継型リードで書くのは子どもですから、

子どもは、

「出す学び」をします。

 

計算する体験を

一部分代行されてしています。

 

そして、

「そうか!」のように子どもがつぶやいたら、

計算する体験から、

以前、計算していた体験を思い出しています。

 

と、

このようなアレコレの体験知を得ることができます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1415)、(分数  {\normalsize {α}} -566)

 

関連:2023年09月09日の私のブログ記事

「算数を大嫌いな子は、計算順を決められても、

個々の計算ができないことがあって、

計算が止まります。でも、

計算の流れの体験知を覚えています。

思い出せないだけです」。