8+4=、9+7=、6+5= のようなたし算を、
数えることで答えを出し続けさせます。
8+4= でしたら、
8 の次の 9 から、
9、10、11、12 と 4回数えて、
答え 12 を出します。
9+7= でしたら、
9 の次の 10 から、
10、11、12、13、14、15、16 と 7回数えて、
答え 16 を出します。
6+5= でしたら、
6 の次の 7 から、
7、8、9、10、11 と 5回数えて、
答え 11 を出します。
数えて答えを出します。
数えて答えを出すことが、
自力でできるようになった後も、
子どもの計算を手伝います。
ボ~ッとしていたら、
数える計算に戻します。
ダラダラ数えていたら、
テキパキ数えることに導きます。
たし算 100問を、
20分も、30分も掛かっているようでしたら、
100問の途中で何回も
速いスピードで数えることに誘います。
実際に、
このような手伝いを、数カ月間、続けます。
すると、やがて、
数える前に、答えが浮かぶようになります。
1つ、2つのたし算の問題で、
答えが浮かぶようになり、
少しずつ、答えが浮かぶ問題が増えて、
そして、すべての問題で、
答えが浮かぶようになります。
「数える計算」が、
「問題を見たら答えが浮かぶ感覚」へ
子どもを飛躍させる体験をしたことになります。
数カ月間の手伝いで、
見ることや、聞くことや、感じることのすべてが、
体験知です。
子どもだけのことではありません。
こちら自身の内面の迷いや確信のようなことも
体験知です。
(基本 -1452)、(+- -800)
関連:2023年10月17日の私のブログ記事
「6+5= のようなたし算の答えの出し方は、
数えることです。
数えること以外のもう一つの答えの出し方が、
問題 6+5= を見ただけで、
答え 11 が出る感覚です」。