子どもが自分自身をリードしています。ボ~ッとするようにリードすれば、ボ~ッとします。次々とたし算の答えを出すようにリードすれば、そうします。

5+4=  の答えを、

5 の次の 6 から、

6、7、8、9 と、4回数えて出す方法は、

数唱を利用するたし算です。

 

数唱ができて、

数字が読めて書ければ、

このような数える計算で

たし算  5+4=  の答えを出すことができます。

 

 

さて、

5+4=  の 5 を見ること、

+4 の 4 を見ること、

6、7、8、9 と 4回数えることができれば、

つまり、子どもが、自分自身を

このような一連の作業にリードできれば、

自力で答え 9 を出すことができます。

 

このような一連の作業のリードは、

答えを自力で出すために、

して欲しいリードです。

 

 

一方で、

集中を切らせてボ~ッとすること、

嫌々そうにダラダラと計算することなどは、

答えを自力で出すために、

して欲しくないリードです。

 

ボ~ッとしていること自体や、

ダラダラと計算すること自体が問題ではなくて、

このようなことをするように、

子どもが、自分自身をリードしていることが

本当の問題なのです。

 

 

ですから、

例えば、

集中を切らせてボ~ッとしているとき、

切れている集中や、

ボ~ッとしていることを無視して、

次々とたし算の答えを出すことを

実況中継型リードで体験させてしまいます。

 

こうして、

集中を切らせてボ~ッとすることを、

リードしている最中に、

次々とたし算の答えを出すことを

リードすることを体験させます。

 

集中を切らせてボ~ッとするリードをやめて、

次々とたし算の答えを出すリードを

実況中継型リードで、

子どもに体験させます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1451)、(+-  {\normalsize {α}} -799)

 

関連:2023年01月26日の私のブログ記事

「5+4=  のようなたし算の答えを

自力で出すための一連の作業を、

子どもが、自分自身をリードして行えば、

答えを出すことができます。

そして、答えを出すために、

して欲しいリードもあれば、

して欲しくないリードもあります」。