筆算のひき算 42-18 を中断して、いたずら書きをしている子であっても、答えを出そうとしていると仮定したら、どのような力が残っているのかを探し出します。実際に観察できたら、さまざまな体験知を得ることができます。

筆算のひき算  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\  を中断して、

いたずら書きをしている子を、

今も使えるはずの「できること」に

絞って見るようにします。

 

そして、

筆算のひき算  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\  に、

「2-8=  、引けない」、

「12-8=4」として、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:42 \\ -\: 18\\ \hline \:\:\:\:4\end{array} }} \\  と書いて、

「4 を、1 減らして、3」、

「3-1=2」として、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} \:\:\:\:42 \\ -\: 18\\ \hline \:24\end{array} }} \\  と書くために、

今も使えるはずの「できること」を探します。

 

そして、

探し出した力を利用して、

中断したままの  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\  の答えを出すリードをします。

 

と、

このようなことを読んで理解できたら、

教える体験の裏付けがありませんから、

知っただけの学習知です。

 

 

実際に、

筆算のひき算  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\  を中断して、

いたずら書きをしている子に出会えたら、

今も使えるはずの「できること」を、

アレコレ探してみます。

 

例えば、

鉛筆を持っていることです。

 

いたずら書きをしているのですから、

鉛筆を持っています。

 

あるいは、

問題  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\  の余白に

いたずら書きをしているのですから、

問題を見ています。

 

鉛筆を持っていることと、

問題  { \normalsize { \begin{array}{rr}\:\:\:\: 42 \\ - 18 \\ \hline \end{array} }} \\  を周辺視野で見ていることから、

答えを出す気持ちが残っていると推測できます。

 

このような感じで、

今も使えるはずの「できること」を探します。

 

(基本  {\normalsize {α}} -1471)、(+-  {\normalsize {α}} -812)

 

関連:2023年11月05日の私のブログ記事

「算数や数学の計算問題は、

身に危険など無い安全なところで行います。

ですから、「できない部分」を見る見方は

不自然です。「できる部分」を見る見方が

自然です」。