8-(7-4)= や、
×4-= や、
(3-2.8× )÷= や、
×( + )-= のような四則混合の計算で、
「計算順を決めてから計算する」作法を、
子どもが習慣として持てば、
必ず答えを出すことができます。
かっこ : ( 、) 、+、-、×、÷ だけを見れば、
どの子も、計算順を決めることができます。
試しに、
かっこ : ( 、) 、+、-、×、÷ だけを見て
計算順を決めてみます。
8-(7-4)= の計算順は、
かっこの中の - 、
かっこの前の - です。
×4-= の計算順は、
左の × 、
右の - です。
(3-2.8× )÷= の計算順は、
かっこの中の × 、
かっこの中の - 、
かっこの右の ÷ です。
×( + )-= の計算順は、
かっこの中の + 、
かっこの前の × 、
かっこの後ろの - です。
このように、
かっこ : ( 、) 、+、-、×、÷ だけを見れば、
簡単に計算順を決めることができます。
「計算順を決めてから計算する」習慣は、
子どもが四則混合を計算する前に、
「計算順?」、
あるいは、「順?」と、
繰り返し聞くことで育ちます。
「計算順?」、
あるいは、「順?」と聞くことで、
「計算順を決めてから計算する」習慣を、
子どもが育てる手伝いです。
習慣を育てる手伝いであると同時に、
じつは、
「計算順を決めてから計算する」習慣を、
子どもが自力で育てる方法を教えています。
子どもが自力で、
四則混合を計算するとき、
自分の内面で、自分自身に、
「計算順?」、
あるいは、「順?」と聞くことを教えています。
と、
このようなことを読んで理解できたら、
教える体験の裏付けがありませんから、
知っただけの学習知です。
実際に、
四則混合を計算する子に、
計算する前に、
「計算順?」、
あるいは、「順?」と、
繰り返し聞いてみます。
すると、
子どもの個人差がありますが、
どのくらい繰り返したら、
「計算順を決めてから計算する」習慣が、
育つのかを知ることができます。
また、
子どもが内面で、自分自身に、
「計算順?」、
あるいは、「順?」と聞くようになるのかが、
様子を観察することで、
察知することができます。
これらはすべて体験知です。
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関連:2023年11月14日の私のブログ記事
「四則混合を計算する前の子に、
「計算順?」と聞き続けます。
計算順を決めてから計算する習慣に育てます。
意味のある習慣だからです」。