4+7= の数える計算は、
4 を見て、
半ば習慣的な反応で、5 を出して、
5、6、7、8、9、10、11 と 7回数えます。
これだけの計算ですから、
知的に不自由さを乗り越える工夫をすれば、
答えを出すことができます。
ただし、
知的な不自由さの程度はさまざまです。
ですから、
その子が、
できそうな工夫を見つけ出す必要があります。
例えば、
数唱ができて、
数の読みと書きができるけれど、
指を折って、7回数えることが難しい子でしたら、
次のような工夫をできます。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10 と書いた紙で、
7回数えるようにします。
4+7= の 4 を見て、
5 を出すことは、
数唱と、数の読みと書きの力があれば、
知的な不自由さに応じた繰り返しが必要ですが、
できるようになります。
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10 の紙の
8、9、10 が裏になるように折って、
7 まで見えるようにして、
1つずつ指で触りながら、
5、6、7、8、9、10、11 と数えます。
最後の 11 が答えです。
と、
このように工夫です。
これは一例です。
もちろん、
実際には、
アレコレと試行錯誤をして、
工夫を改善しなければならないでしょう。
このような工夫の元が、
数字の並び(数列)の下に、
5 から、同じ数字の並び(数列)を
平行に置いたイメージ:
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、・・・
1、2、3、4、5、 6、 7、・・・です。
(このような工夫の元が、
数字の並び(数列)の下に、
5 から、同じ数字の並び(数列)を
平行に置いたイメージ:
です。)
(基本 -1480)、(+- -815)
関連:2023年11月15日の私のブログ記事
「たし算 4+7= の答え 11 を
数えて出す計算は、
2行の数字の並び(数列)でイメージできます」。