6+5 を、
指で数えて計算する子です。
集中が切れて、
計算から離れています。
この子を手伝って、
計算に戻します。
6+5 の5を示して、
「ろく」と読んで、
「しち、はち、く、じゅう、じゅういち」と、
指で数えて、
答え11を出します。
このように手伝う前に、
どのような気持ちを感じたいのかを
先に決めておきます。
手伝ってから後で、
「このような気持ちを感じた」とすると、
成り行き任せです。
不快な気持ちを
感じてしまう危険があります。
楽しさ、
愛、
優しさ、
ワクワク感、
達成感のような感じたい気持ちです。
このような気持ちを
感じられるように手伝います。
感じたい気持ちが先です。
手伝い方が後です。
子どももこちらも、
お互いに楽しさを感じたいのでしたら、
楽しさを感じることができるように手伝います。
6+5 の6を、
楽しさを感じるように示します。
楽しさを感じるように、
「ろく」と読みます。
楽しさを感じるように、
「しち、はち、く、じゅう、じゅういち」と、
指で数えて、
答え11を出します。
自分の動きや、
言い方や、
声の調子を、
楽しさを感じるように調整します。
次の問題 9+4 も、
楽しさを感じるように手伝います。
楽しさを感じるように9を示して、
「く」と読んで、
「じゅう、じゅういち、じゅうに、じゅうさん」と、
指で数えて、
答え13を出します。
楽しさを感じるように手伝っていますから、
確実に楽しくなります。
参照:
蔵一二三、「計算の教えない教え方 基本」(2017)。
アマゾン。
計算の教えない教え方 基本―たかが計算 されど算数の根っこ そして人育て