のような宿題を計算しています。
40問です。
スラスラと楽に計算できます。
8+5 を見たら、答え13が、
6+3 を見たら、答え9が
頭に浮かぶ感覚を持っています。
6+8、4+6、9+5、7+5、8+8、
このようなたし算25問を
20秒で計算する力を持っています。
のように、
8と5を上から下に見ると、
たし算の答え13が浮かびます。
も、
6と3を上から下に見ると、
たし算の答え9が浮かびます。
そして、
の計算の手順に慣れています。
集中が続けば、
10分もかからないはずです。
楽にスラスラと計算する力があっても、
手順のある計算は、
途中で集中が切れることがあります。
の計算は、
8と5を上から下に見て、
13の3を書きます。
こうなると、
1つの手順が終わります。
次の手順に移るとき
集中が切れやすいのです。
次の手順は、
6と3を上から下に見て、
9を浮かべてから、
繰り上がり数1を足して、10にします。
繰り上がりの計算の前後も、
集中が切れやすいところです。
そして、 と書いてから、
次の問題 に移ります。
ここも集中が切れやすいところです。
計算している子どもが、
何か他のことを気にすれば、
集中が切れます。
しばらく計算から離れます。
思い出したように の計算に戻ります。
計算が切れて、
しばらく計算から離れてから計算に戻ります。
このようなことを何回か繰り返した後、
40問の計算が終わります。
10分で終わる計算を、
20分や30分かけて終わります。
この結果(静止画)を、
「最後までがんばったね」のように褒めません。
結果の評価は、子ども本人に任せます。
任せた方が、正直で厳しい評価をします。
プロセス(動画)を褒めます。
計算している最中を褒めます。
「たし算の答えがすぐ出るね」や、
「次の計算にパッと移れるのだ」のように
動き自体を具体的に褒めます。
計算している最中を具体的に褒められると、
子どもは気付いていないことですから、
うれしいようです。
プロセス(動画)がよくなれば、
自然と結果(静止画)もよくなります。
(基本039)