繰り上がりのない や、
が続いて、その中の、
繰り上がりのある を、
繰り上がりのない計算の勢いで、
と計算します。
繰り上がり数1を足し忘れています。
正しい答えは、30です。
繰り上がりのある や、
が続いて、その中の、
繰り上がりのない を、
繰り上がりのある計算の勢いで、
と計算します。
繰り上がりがないのに、
繰り上がりがあるように、1を足しています。
正しい答えは、29です。
繰り上がりのあるときとないときの
計算の違いを教えていますから、
計算の仕方を知っています。
ですが、安定しません。
不安定です。
「なかなか安定しない」、
「分かっているはずなのに」と気になります。
このようなとき、
「どうなったらいいのだろうか?」と考えることで、
目の前の困っている今から離れて、
近い未来の姿を想像します。
このように考えると、
問題の配列がどのようなときも、
繰り上がりのあるなしを区別できて、
安定して正しく計算している子を想像できます。
育ってほしい近い未来の姿を想像できたら、
「今すでに、何ができているの?」を探します。
想像した未来の姿に近付くために、
目の前の子が今、
使える力をハッキリとさせます。
の上と下の2つの数を見て、
たし算の答えが頭に浮かびます。
繰り上がりは、
1を足すと知っています。
一の位の6と7を見たら、
足した答え13が浮かびます。
13の1は、繰り上がることを知っています。
同じように、
十の位の3と1を見たら、
足した答え4が浮かびます。
そして、
繰り上がり数1を足して、
5になることを知っています。
このようなことが分かったら、
「今すでに、できていることを利用して、
繰り上がりのあるなしを区別して、
正しく計算するには
どうしたらいいのだろうか?」と考えます。
繰り上がりのあるなしを、
よりハッキリ意識させるために、
繰り上がりを指に取らせるようにしたら・・・、
とこのようなことを、
例えば思い付きます。
繰り上がりがあるとき、
「指」と教えれば、
繰り上がりがあることを意識できます。
繰り上がりがないとき、
「指、ない」と教えれば、
繰り上がりがないことを意識できます。
「どうなったらいいのだろうか?」
「今すでに、何ができているの?」
「今すでに、できていることを利用して、
繰り上がりのあるなしを区別して、
正しく計算するには
どうしたらいいのだろうか?」
この順です。
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