の筆算のかけ算を、
と、計算します。
間違えています。
が、正しい計算です。
ですが、
の計算から、
九九や、
繰り上がり数を足す力を、
正しく持っている子と、分かります。
4×3=12、
4×0=0、
4×2=8、
8+1=9 と、
下から上の組の九九を正しく計算して、
1 を足すたし算を正しく計算しています。
しかも、
やや難しい 4×0=0 を、
正しく計算しています。
子どもは九九を、
「しいちがし(4×1=4)」から覚えています。
「しゼロがゼロ(4×0=0)」は、
九九を覚えるとき、
出てきません。
だからでしょう。
4×0=4 と計算する子もいます。
0 を掛ける九九を、
4×0=4 とする子は、
と計算します。
この子は、
4×0=0 と正しくできていますが、
0+1=1 と、
繰り上がり数 1 を足さない勘違いです。
繰り上がり数 1 を足す位置が、
一けた左にずれています。
一の位の九九で出た繰り上がり数 1 を、
十の位ではなくて、
百の位に足しています。
だから、
と計算しないで、
と計算しています。
ウッカリミスではなくて、
計算の仕方の勘違いです。
教えて、
間違いを正します。
この子が持っている九九と
繰り上がりを足す力を認める教え方です。
こちらの計算を実況中継で見せて、
子どもに気付かせますから、
間違えている答え 902 を、
消さないで残して、
計算し直します。
の 4 と 3 を示しながら、
「4×3=12」、
この子の答えの 2 を示して、
「2、合っている」、
「指、1」です。
繰り上がり数 1 を、
この子に見えるように、
指に取らせます。
続いて、
の 4 と 0 を示しながら、
「4×0=0」、
この子が指に取った 1 を触って、
「1、足して、1」、
この子の答え 902 の 0 を示して、
「ここ、1」です。
見て、聞いていた子は、
「あっ、ここに足すのか!」のような感じで、
0 を消してから、
1 を書いて、 と正します。
それから、
の 4 と 2 を示しながら、
「4×2=8」、
「指、ない」で、
繰り上がり数がないことを伝えて、
この子の答え 912 の 9 を示して、
「ここ、8」です。
見て、聞いていた子は、
こうなることを予期していたように、
9 を消してから、
8 を書いて、 と正します。
正しい答えに書き終えたら、
教え終わります。
「分かった?」とか聞きたくなりますが、
子どもの主体性も育てていますから、
正しい答えになったら教え終えます。
(基本 -343)、(×÷
-084)