暗算のように横に並べて書いてある2けた+2けたを、筆算の目で計算できます。

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 76 \\ +\: 18 \\ \hline \end{array} }} \\ の筆算のたし算に慣れてくると、

計算する数字だけを上から下に、

狭く絞って見ます。

 

右の一の位から計算します。

一の位の6と8を上から下に見ます。

 

十の位の7と1も、

目に映っています。

 

でも、見ているのは、

一の位の6と8です。

 

すると、

6+8 の答え14が、

頭に浮かびますから、

18の8の真下を見て、

4を書きます。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 76 \\ +\: 18 \\ \hline \:\:\:\:4\end{array} }} \\ です。

 

そして、

繰り上がり数1を覚えます。

 

次に、

十の位の7と1を上から下に見ると、

7+1 の答え8が、

頭に浮かびますから、

繰り上がり数1を足して、9です。

 

18の1の真下を見て、

9を書きます。

 

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 76 \\ +\: 18 \\ \hline\:\:94\end{array} }} \\ です。

 

このように狭く絞った見方ができるようになると、

 {\normalsize { \begin{array}{rr} 68 \\ +\: 21 \\ \hline \end{array} }} \\ のような上下であろうが、

68+21 のような左右であろうが、

同じように計算できます。

 

68+21 の

68の一の位の8と、

21の一の位の1を、

左から右に見ると、

8+1 の答え9が頭に浮かびますから、

=から少し離して、

9を書きます。

 

68+21= 9 です。

 

次に、

68の十の位の6と、

21の十の位の2を、

左から右に見ると、

6+2 の答え8が頭に浮かびますから、

既に書いてある9の左側に

8と書きます。

 

68+21=89 です。

 

狭く絞る見方ができるようになると、

68+21 のように書いてあっても、

筆算のように計算できます。

 

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