九九の1つの段を、
6秒台で言えるようになると、
自分が自分をリードするリーダーが、
子どもの心に育っています。
例えば、7の段でしたら、
7×1=7、
7×2=14、
7×3=21、
7×4=28、
7×5=35、
7×6=42、
7×7=49、
7×8=56、
7×9=63、
この9問の計算問題を、
6秒台で音にしなければなりません。
子どもが自分で、
自分自身をリードしなければ、
6秒台で7の段を言えません。
子どもは、自然に、
でも無意識に
自分をリードしている自分を感じています。
6秒台で言う副産物として、
「自分をリードする」ことを、
子どもは、何となく意識して、
体験します。
6秒台で言えるようになった子に、
「自分をリードしているね」と聞いても、
間違いなく自分をリードしているのですが、
ポカンとされます。
言葉で理解していませんが、
自分をリードするリーダーが、
子どもの心に育っています。
7の段を
8秒台や7秒台で言うときのリーダーと、
6秒台で言うときのリーダーは、
その育ちのレベルが違います。
これも、
子どもは区別できませんが、
6秒台で言うときのリーダーは、
難問を突き抜けてしまうリーダーです。
難問を突き抜けるリーダーを、
攻略の難しいゲームに、
楽しさと悔しさの混ざった気持ちで挑戦して、
自然に育てています。
また、
九九の音が消えることも、
1つの段を6秒台で言う効果です。
7×4= を見る見方が変わります。
つまり、目のピントが変わります。
「7」を見て、
「×」を見て、
「4」を見てのような部分を見る見方から、
「7×4=」の全体を見る見方に変わります。
そして、
7×4= を見たら、
その答え 28 が、頭に浮かびます。
「にじゅうはち」の音ではなくて、
数字「28」が浮かびます。
(基本 -052)、(×÷ -028)