2+7= の計算が初めてです。指を使って、7回数える計算を教えます。子どもが自力で確実に計算できる方法です。

2+7= の2を「に」と読み、

「さん、し、ご、ろく、しち、はち、く」と

7回数えて、

答え9を出します。

 

初めて計算する子に、

指を7回折ることで、

確実に7回数えさせます。

 

鉛筆を持っている手をそのままに、

持っていない手をジャンケンのパーに広げて、

親指から小指まで折りながら数えて5回、

また、パーに広げて、

親指と人差し指まで2回数えて7回にします。

 

こうすれば、

片手で7回数えることができます。

 

子どもへの教え方は、

動画見本を見せるだけの

シンプルな方法です。

 

こちらの片手だけで7回数えて、

子どもに見せます。

 

2+7= の2を示して、

「に」と音読して、

+7 の7を示して、

こちらの片手をパーにして、

親指から小指まで折りながら、

「さん、し、ご、ろく、しち」と数えて、

またパーにして、

親指と人差し指を折りながら、

「はち、く」と数えます。

 

そして、

2+7= の=の右を示して、

「く」と子どもを誘って、

2+7=9 と書くのを待ちます。

 

素早い動作と、

早口を意識します。

 

そうすると決めて、

早口で素早い動作です。

 

こうすれば、こちらから、

教えようとする気持ちが消えて、

ただ見せるだけになります。

 

こちらから教えようとする気持ちが消えると、

不思議と子どもは教えてもらおうとしなくなって、

こちらの動画見本を真剣に見て、

まねしようとします。

 

1問で足りなければ、

4+7= や、

1+7= と、

同じように指を折って、

数えてみせます。

 

子どもが、

「そうか。分かった」となるまで、

3~4問でも、

5~6問でも計算してみせます。

 

指の折り方の見本を見せますが、

子どもが違う方法に変えても

受け入れます。

 

7回数えればいいのです。

 

パーにして、

親指から小指まで折れば、5回です。

 

そして、

小指と薬指を伸ばせば、2回ですから、

合わせて7回になります。

 

このように、

あるいはもっと別の何かに変えても、

子どもの工夫を受け入れます。

 

7回数えて計算します。

 

だから、

計算する前に、

数字の表を読ませて、

ウォーミングアップします。

 

1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

21

22

23

24

25

26

27

28

29

30

31

 

 

 

 

 

 

 

 

41

 

 

 

 

 

 

 

 

51

 

 

 

 

 

 

 

 

61

 

 

 

 

 

 

 

 

71

72

73

74

 

 

 

 

 

81

82

83

84

85

86

87

88

89

90

91

92

93

94

95

96

97

98

99

100

101

102

103

104

105

106

107

108

109

110

111

112

113

114

115

116

117

118

119

120

 

このような1~120の数字の表を、

ストップウォッチで時間を測って読ませます。

 

時間を測ることが子どもを刺激します。

速く読むようになります。

 

目標の時間は、

1分を切る速さです。

 

とても速い速さですが、

子どもは夢中になって、

数字の表を読みます。

 

子どもに、

目標が1分であることや、

速く読むことを言いません。

 

言わなくても、

ストップウォッチで時間を測れば、

速く読みます。

 

数えて計算するたし算の前に、

1回だけ読ませます。

 

もっと読みたがっても、

「また、次のとき」で止めて、

5+7= の計算を始めさせます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -061)、(+-  {\normalsize {α}} -046)