集中力は、育てれば、育ちます。育て方はシンプルです。目の前の計算をリードするだけです。

15÷4= や、

17÷5= のわり算50問を計算しています。

 

15÷4= を見て、商:3を浮かべて、

あまりを、15-12=3 と計算して、

15÷4=3・・・3 と書く子です。

 

わり算を楽に計算できます。

商が浮かぶ感覚が育っています。

あまりのひき算もスラスラとできます。

 

ですが、

集中力もやる気もない子です。

 

50問のわり算を、

ダラダラとした計算で、

何回も集中が切れて、

1時間もかかります。

 

「困った!」、

「どうしたらいいのだろうか?」と悩みます。

 

実は、

困ったことではなくて、

集中力を育てればいいだけのことです。

 

集中力は、

育てれば、育ちます。

育てなければ、育ちません。

 

さてこの子は、

わり算の商が浮かぶ感覚を持っていますが、

ダラダラとした計算です。

 

集中が切れて、

計算から離れることもあります。

 

計算は楽にできますから、

計算は、育っています。

 

でも、

集中力は、育っていません。

 

実は、

計算が楽にできるようになったから、

ダラダラとした計算になります。

集中が切れます。

 

わり算の計算に慣れたからです。

 

でも、

この楽にできるわり算を利用すれば、

集中力を育てることができます。

 

集中が切れて、

止まっている問題 17÷5= の÷を示して、

「さん(3)」と言います。

 

次に、5を示して、

「ごさんじゅうご(5×3=15)」と言ってから、

17を示して、

「じゅうしち引くじゅうご、に(17-15=2)」です。

 

楽に計算できるこの子は、

自分でも計算していますから、

17÷5=3・・・2 と書きます。

 

次の問題 13÷2= の÷を示して、

「ろく(6)」と続けて、

同じように4~5問、計算をリードします。

 

このようにして、

切れている集中を、計算に戻して、

次々に計算する集中に導きます。

 

手間がかかりますが、

このようなリードを続ければ、

確実に集中力が育ちます。

 

(基本  {\normalsize {α}} -062)、(×÷  {\normalsize {α}} -030)