母親が乳幼児を世話します。
食べる世話をして、
着替えの世話をして、
排せつの世話をして、
寝ることや起きることを世話して、
日常生活のあらゆることを世話します。
実は、
乳幼児の日常を世話する母親のやり方は、
算数や数学の計算を教えるときの
素晴らしいモデルになります。
母親は乳幼児の食事や着替えを、
手伝っているだけです。
教えようとしていません。
それなのに、乳幼児が育つと
自分でやりたがって
食事や着替えをするようになります。
母親の食事や着替えの手伝いが、
乳幼児の動画見本になり、
繰り返し十分に見たら、
まねして、自分でやりたくなります。
これをモデルにすれば、
動画見本を見せる教え方になります。
8+3= の8を示して、
「はち」と音読して、
+3 の3を示して、
「く、じゅう、じゅういち」と声に出して数え、
= の右を示して、
「じゅういち(11)」と言います。
8+3=11 と、
子どもが書きます。
教えようとしていません。
計算を子どもに見せているだけです。
子どもが十分だと感じる問題数に
個人差がありますが、
5~6問や、10~15問と、
十分に計算の仕方の動画見本を見たら、
子どもは、まねして、
自分で計算し始めます。
動画見本を見せるこちらは、
子どもの
真後ろや真横に立ちます。
距離は、ゼロ距離です。
子どものすぐそばです。
こちらの見せる動画見本を、
子どもが見やすい位置と距離です。
母親が乳幼児の食事や着替えを
手伝うとき、すぐそばです。
同じ距離感です。
たし算だけではありません。
ひき算もかけ算もわり算も、
ゼロ距離の距離感で
動画見本を見せれば
子どもはまねして、自分で計算し始めます。
(基本 -070)、(+- -054)