家でする算数の宿題は、
かけ算の練習です。
子どもから聞かれれば、
親が教えます。
世話します。
宿題は、 や、
や、
や、
や、
のかけ算を、100問です。
子どもは、
計算の仕方を知っています。
だから宿題です。
の計算は、
① 2×3=6 、
② 2×4=8 です。
でしたら、
① 3×4=12 、
② 3×5=15 、
③ 15+1=16 (繰り上がり計算)です。
このような宿題の目的は、
いくつもありますが、
それらの中の主な2つが、
① 計算のスピードと、
② 20~30分の集中時間です。
この2つの目的を、
少し詳しく話します。
計算の仕方を知っていますが、
楽にスラスラと計算できるようにはなっていません。
慎重に、ユックリとしたスピードで計算します。
でも、これは習慣です。
教えてもらって、
計算の仕方が分かったから、
慎重に、自分の理解を確かめるように
ユックリと計算する習慣です。
教えられている計算の仕方を
正しく理解するために、
慎重にユックリと計算すべきでしょうが、
それは理解するまでです。
今のこの子は、
理解してしまったのです。
計算の仕方を理解してしまったかけ算を、
九九や
繰り上がりのたし算の
この子の自然のスピードで
計算できるのです。
そうすると決めてそうすれば、
不思議なことですが、
そうできるのです。
習慣です。
この子は、
九九の1つの段を、6秒で言う速さです。
6+8=、4+6=、9+5=、7+5=、8+8=、
4+8=、6+5=、7+9=、8+5=、4+4=、
5+7=、8+7=、9+6=、4+7=、5+6=、
8+4=、7+7=、5+4=、8+6=、7+8=、
5+5=、7+6=、9+8=、7+4=、6+7=。
このようなたし算 25問を、
20秒くらいの速さです。
や、
の計算は、
九九と繰り上がりのたし算の組み合わせですから、
1問の計算を、6~7秒くらいでできる子です。
目の前のお子さんが、
慎重にユックリと計算していたら
親が速いスピードで計算してしまって、
子どもをリードします。
を、
この子の自然な九九と
たし算のスピードで計算するのが、
宿題の主な目的の一つ目です。
そして、
この子らしいスピードの計算を、100問、
途中で集中を切らさずに
計算できるようになるのが、
宿題の主な目的の二つ目です。
つまり、
20~30分間の集中時間を育てます。
でも、
集中が切れて、
ボ~ッとして計算から離れることがあります。
家の中には、
子どもの注意を引くものがたくさんあるからです。
こういう時に、
集中が切れていることを気にしないで、
止まっているかけ算 を、
親が計算してしまいます。
こうすると、
子どもはすぐに、
計算に戻ります。
集中が切れたことを叱ることは、
実は、宿題の目的ではありません。
20~30分間の集中時間が、
宿題の目的ですから、
アレコレと叱ることは無駄な時間と割り切って、
計算を見せて、
計算に戻してしまいます。
(基本 -090)、(×÷ -035)